アップルコンピュータ(株)の18日付けの発表によると、米アップルコンピュータ社は現地時間の17日、2001年度第1四半期(2000年10~12月期)の業績を発表した。それによると、売上は前年同期比57%減の10億ドル(約1175億7000万円)となった。前年同期の純利益は1億8300万ドル(約215億1531万円)だったが、同期は1億9500万ドル(約229億2615万円)の純損失を計上した。株式売却損益とSFAS(財務会計基準書) 133の適用による影響額を除いた純損失は2億4700万ドル(約290億3979万円)。売上総利益率は前年同期の25.9%から-2.1%となった。なお、同期のMacintosh出荷台数は65万9000台。
同社のCEOであるスティーブ・ジョブズ氏は、「同期中にすでに対策を押し進め、現在は流通在庫を約5週間半分まで削減した」と述べている。同社のCFOであるフレッド・アンダーソン氏は「第2四半期からは持続的な収益体制に戻る予定である。2001会計年度の売上は、約60億ドル(約7054億2000万円)を見込んでいる」と語った。
なお、同社は2000年12月に同期の業績予測を下方修正している。その原因として、店頭販売がふるわなかったこと、計画外の販売支援策と価格変更、現行製品の部品購入が予定より減少したことで生じたキャンセル費用などをあげている。
