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米AMD、第4四半期は1億7796万8000ドル、年度では9億8300万ドルの黒字

2001年01月18日 18時22分更新

文● 編集部

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日本AMD(株)の18日の発表によると、米AMD社は現地時間の17日、2000年第4四半期(2000年12月31日締め)、および同会計年度の決算を発表した。それによると、第4四半期の売上げは11億7517万2000ドル(約1398億4500万円)で、前年同期比31%増となり、純利益は1億7796万8000ドル(約211億7800万円)、1株当たりの純利益は53セント(約63円)となった。同会計年度の売上は46億4418万7000ドル(約5526億5800万円)で、前年比63%増となり、純利益は9億8302万6000ドル(約1169億8000万円)、1株当たり純利益は2ドル89セント(約344円)となった。2000年の決算には、音声通信事業(Legerity)の売却益および担保付き上位債の償還にかかわる費用が含まれている。

第4四半期は、プロセッサーとフラッシュメモリーの好調な売上げが好業績に繋がったとしている。会計年度は、年末にかけてのパソコン市場における成長鈍化が、プロセッサー売上げに影響をおよぼしはしたものの、第4四半期だけで過去最高の700万個に迫るプロセッサーを出荷するなど、年間合計2650万個以上のプロセッサーを売り上げ、市場シェアを伸ばしたことが好業績に繋がったとしている。

AMDのW.J.サンダース(W.J. Sanders III)会長兼CEOは「2000年はAMDにとって、史上最高の年でした。売上げ、営業利益、純利益、1株当たり純利益ともに過去最高をマークしたのです。およそ18億ドルに上る売上げの伸びが、12億ドルもの営業利益の伸びにつながりました。純利益は10億ドル近くにも上りました」とコメントしている。

同社では現時点での今後の見通しとして、第1四半期はプロセッサーへの需要が例年低い時期であること、およびパソコンの過剰流通在庫の影響の2点が、2001年第1四半期のプロセッサー売上げに影響をおよぼし、プロセッサーの売上げは600万個から650万個の間になると予測、プロセッサーの売上げは減少すると予測している。また、2001年のパソコン市場の台数ベースの成長率は10%台半ば程度になると予測している。フラッシュメモリーの売上げは、2000年第4四半期よりやや増加し、2001年全体では大幅な伸びを見込んでいる。

以上により、AMDの2001年第1四半期の総売上げは、前年同期比ではプラスとなるが、直前期比ではフラットにとどまると予測している。

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