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アイドスインタラクティブ新作情報

アイドスインタラクティブ新作情報

2001年01月18日 17時49分更新

文● 中村聖司

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アイドスインタラクティブ新作情報

アイドスインタラクティブ

アイドスインタラクティブは3月までのスケジュール予定を発表した。ヨーロッパ方面を中心に、世界中のゲームメーカーのタイトルを精力的に発売している同社は、2001年もユニークなタイトルが目白押し。1月19日発売予定の「トゥームレイダー5:クロニクル」以降の新作タイトルを一気に紹介していこう。

「レゴ・スタントラリー」。視点は基本的にこのまま。アクセルを踏めば、道路に沿ってまっすぐに進み、左右に振ればその方向に車は曲がるというシンプルなシステム。緩いカーブなら自動的に曲がってくれるので、簡単なのだ。
「レゴ・スタントラリー」。妙に大人びたレゴたちが対戦相手。なんかシドには負けたくないな。

 2月と3月に立て続けに登場するのが、いまやアイドスの看板タイトルとなった「レゴシリーズ」の新作「レゴ・スタントラリー」と「レゴランド」の2タイトルだ。
 レゴ・スタントラリーは、レゴのキャラクターたちが愉快なバトルを繰り広げる、3D見下ろし型のレースゲーム。狭いコースには、ジャンプ台や宙返りループなど各種障害物を始め、車をパワーアップするアイテムなどが配置されており、敵のマシンとガシガシぶつかり合いながらゴールを目指していく。本作の魅力はチャンピオンシップレースに勝ち抜くと、コース作成時に使える「ブロックパーツ」が貰えることで、これを使って自分だけの個性的なコースを組み立てることができる。4人までのマルチプレイに対応。2月23日発売予定(価格はオープンプライス)。



「レゴランド」。小さい画面でわかりにくいのが残念だが、例によって一目瞭然のわかりやすそうなインターフェイスだ。

 レゴランドは、実際にアメリカ、イギリス、デンマークにある同名のテーマパークを丸ごとゲーム化したものだ。プレイヤーの目的は、レゴランドの経営者となり、アトラクションや飲食店を設置していきながら、素敵なテーマパークをつくること。エレクトロニック・アーツ・スクウェアの「テーマパークワールド」やメディアクエストの「ローラーコースタータイクーン」を思わせる設定だが、来場するお客さんのことをまったく考えずに、好きなようにレゴランドをデザインできる「フリープレイモード」など、子供にも楽しめる工夫が施されている。3月16日発売予定(価格はオープンプライス)。



「Project I.G.I」。泣けてくるほどのリアルさ。やっぱりPCゲームは偉大です。

 続いては1st Personビューの3Dアクションゲーム「Project I.G.I」をご紹介。開発は、北欧のゲーム開発会社Innerloop Studios。現代戦を題材にした特殊任務を遂行していく、いわゆる「RainbowSix」タイプのアクションシューティングだ。本作最大の特徴は、グラフィックエンジンにフライトシム用のもの(具体的なタイトル名は不明)をコンバートして使っているところで、画面を見ればおわかりのように、遠望できる山脈の描写は従来の3Dシューティングのそれとはまったく別次元のリアリティをかもしている。もちろん、山脈は飾り物ではなく、見えているところはすべて移動可能。山脈の頂上に登ることも可能という(ただし、距離感もリアルに設定されているため、行くためにはそれなりの時間が掛かるらしい)。今回は取り急ぎ新着画像の紹介と雰囲気をお伝えするのみにとどめるが、評価版を入手次第、シナリオ、ゲームシステム等を詳しくお伝えしたい。3月23日発売予定(予定価格8800円)。



「Project I.G.I」。ロープで建物を渡っているところ。それにしてもこの陰影の自然さは見事。
「Project I.G.I」。敵に弾がヒットしたところのようだ。当たり判定も頭、腕、体、脚と細かく分かれ、敵はそれぞれ別のアクションで倒れる。
「Project I.G.I」。こういう画面を見ると、ホントに山を登れるのか、試してみたくなってくる。
「Project I.G.I」。スナイパーモードももちろん搭載。
「Fate of Dragon」。まずはムービーを2カットご紹介。最初のカットは、呉の旗がはためいているところを見ると、中央の人物は孫策、あるいは孫堅か。日本の一般のイメージとは若干異なるが、もしかすると孫権かもしれない。

 さて、4作目は、お隣の中国北京発のリアルタイムSLG「Fate of Dragon」をご紹介。画面構成、システム、ゲーム展開など、マイクロソフトの「Age of EmpiresII:The Age of Kings」にそっくりな本作だが、本家本元の中国人スタッフが開発した“三国志”の日本語版というところが、我々の三国志魂を妙に刺激してくれる。楽しみなのは史実を忠実に再現したというミッションシナリオで、300名を超える武将が登場するとのこと。まだ実際のゲームに触れていないので、リアルタイムSLGとしてのクオリティがどの程度なのかは判断できないが、ムービーの1シーンを見る限りでは、鎧や武器の荒っぽく古びた雰囲気が、黒澤映画を思わせる鮮烈さを感じさせ、ひょっとするといきなり中国初の世界的大ヒット作品に化ける可能性もあり得る。これについても評価版を入手次第、詳しくお伝えしたい。Fate of Dragonは3月発売予定で、予定価格は8800円。



「Fate of Dragon」。同じくムービーより。これは一騎打ちの情景か。背景を薙いでスピード感を出しているところや、噴き上げられた埃の表現など、漫画的ではあるがなかなか巧い。
「Fate of Dragon」。軍事ユニットが行軍しているところ。色合いは地味だが、描き込みは克明にして非常に丁寧。画面上部にAoKと同様の内政情報が表示されているが、村人らしきアイコンの隣りに「160680」の数字が。もしかして村人の人数を指しているだろうか。
「Fate of Dragon」。村人たちが内政活動を行っているところ。AoKの建物は、中国や韓国、そして日本などに文明は明らかに勘違い建物があったが、こちらの建物群はさすが本家本元だけに、安心して見られる雰囲気をたたえている。村人の頭上になにやら吹き出しのようなものが確認できる。行動内容を示しているものか?

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