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SPEEDIA N5

SPEEDIA N5

2001年01月18日 17時23分更新

文● 行正

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 カシオ計算機(株)は、カラー印刷が29枚/分という高速のカラーページプリンタ「SPEEDIA N5」を発表、3月1日より発売を開始する。

4連タンデム配置のページプリンタとしてはコンパクトに収まり、モノクロ/カラー印刷ともに29枚/分と高速な「SPEEDIA N5」。

 SPEEDIA N5は、新開発のLEDヘッドと定着システムを採用した印刷エンジンを4連のタンデム配置を搭載することで、最高29枚/分という世界最高速(A4印刷時、2001年1月現在)の印刷スピードを実現している。
 解像度は600×600dpiで、1ドットあたり16階調表現が可能なドット制御「SP-DST」技術の採用により、約600×9600dpi相当の印刷が可能。メモリは64MB(最大256MB)を搭載し、オプションで6GBのHDDを内蔵可能。カラーページプリンタにありがちな色ずれや印刷濃度の変化に対し、多くのプリンタではカラーパターンを印刷してユーザーが自分で設定を変更する必要があるが、N5では濃度センサを搭載しており、自動キャリブレーションが可能。さらに、温度/湿度によって印刷結果(色の載り)が変わることに関しても温度センサと湿度センサにより監視し、設置場所や季節によって印刷結果が異なってしまうことを回避している。
 本体には標準で550枚容量の給紙ユニットを装備し、オプション拡張2段給紙ユニット(550枚×2、12万円)などのオプションが用意されるほか、大容量給紙ユニット(A4専用3000枚、価格未定)を4月頃に発売する予定。また、両面印刷ユニット(6万円)も装着可能。本体を上下2分割のシェル構造により、トナーやドラムの交換を容易にしたほか、紙詰まりの際に簡単に用紙搬送ベルトまでアクセスできるようになってる。
 インターフェイスはパラレル×1で、拡張スロットにパラレル増設もしくは100BASE-TXネットワークアダプタ(4万8000円)を装着可能。本体サイズは695(W)×655(D)×487(H)mm、重量は約72kg。価格はオープンプライスで、実売60万円前後を想定している。
 また、N5の発売に合わせて、インターネット経由で導入先のプリンタを診断するサポートサービス「ネットdeサポート」を3月1日より開始する。プリントサーバがプリンタの状態をカシオ計算機に自動的にメールで送信し、ステータスや稼動履歴を元にして保守点検や消耗品補充などを分析、必要があればユーザーに電話連絡ののちに保守要員が派遣されるというもの。N5ユーザー専用サービスで、設置後6カ月は無料で利用できる。

カシオ計算機(株)
問い合わせ先 ページプリンタ企画促進課 03-5334-4552

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