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コンパック、企業向けのポータブルプロジェクター2製品を発売

2001年01月15日 17時23分更新

文● 編集部

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コンパックコンピュータ(株)は15日、ポータブルプロジェクター『MP1400 Micro Portable Projector(マイクロ ポータブル プロジェクタ)』、『MP2800 Micro Portable Projector』2製品を同日付で発売したと発表した。価格はMP1400が31万8000円、MP2800は49万8000円。出荷開始は2月下旬。

『MP1400 Micro Portable Projector』の写真
『MP1400 Micro Portable Projector』

両製品ともに企業向けのポータブルプロジェクターで、MP1400が明るさが800ANSIルーメン、SVGA(800×600ドット)対応の廉価モデル、MP2800は明るさが900ANSIルーメン、XGA(1024×768)・HDTV対応の高性能モデルとなる。筐体はマグネシウム合金を採用する。MP2800には、8Wスピーカー付のマルチメディアアダプターとレーザーポインター機能を搭載したリモコンが付属する(MP1400はオプション)。

液晶プロジェクターの駆動方式はDLP(Digital Light Processing)方式を採用し、LCD方式と比較して30パーセント輝度を向上させた。DLPは米Texas Instruments社が開発した技術で、角度をプラスマイナス10度にデジタル制御できる16μmサイズの鏡を半導体チップ上に敷き詰めたDMDTM(Digital Micromirror Device)を利用する。XGA対応の『MP2800』の場合、約78万個の鏡を1秒間に5000回以上のスイッチングを行なうことで映像を投影する。液晶方式に比べてデバイスの小型化が図れること、鏡で反射させることで光源のロスが少ないため高い輝度を確保できること、さらにコントラストの向上など小型化、高画質化の両面でアドバンテージがあるとしている。また、ミラーの間隔が非常に狭いためLCD方式に見られる“スクリーン・ドア(網扉)”がないとしている。米Pixelworks社製のイメージプロセッサーを採用し、自動同期、ホストデバイスの瞬間的な認識などが行なえる。プラグ&プレイに対応する。

MP1400の仕様は、投影レンズがマニュアルフォーカスで、投影距離は約0.9~9.1m。ランプ寿命は約1000時間。本体サイズは幅62×奥行き228×高さ209mmで、重さは約1.9kg。消費電力は185W。

『MP2800 Micro Portable Projector』
『MP2800 Micro Portable Projector』

MP2800は、投影レンズがマニュアルフォーカス、マニュアルズームで、投影距離は約1.1~10.0m。ランプ寿命は約2000時間。サイズは幅69×奥行き221×高さ181mmで、重さは約1.36kg。消費電力は185W。

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