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円安でCPUが値上がり傾向に

2001年01月13日 23時37分更新

文● IWAKURA(G&D MATRIX)

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店頭ポップ

 CPUの価格が、Intel製品を中心として全体的に値上がり傾向となっている。特にその傾向が強いのはFCPGA/SECC2ともに850MHz前後の製品。昨年末に比べて約2000~3000円の値上がりとなっている。

 原因は単純に円安(12日現在約1ドル117円)の影響というのが大方の意見だ。PCパーツのほとんどが海外からの輸入に頼っているため、この影響はCPU以外の製品にも及ぶ可能性がある。一部のショップでは「月末にマザーボードの売価は約1000、間違いなく値上がりする」と話している。

 しかしIntel製CPUに関しては、今月末に価格改定(Pentium III-1GHzで4万円弱になるようだ)が予定されており、現在の価格上昇はそれほど気にする必要もないというショップもある。実際、今週末から価格改定を意識した卸値で納品している代理店もあり、そのような代理店から入荷したショップによると「他店とのバランスを考慮してそれほど目立った価格はつけられないものの、値下げは十分可能」だという。



生産終了決定

 問題は、生産終了決定のため価格改定の対象外になるという噂のあるPentium III-800MHzクラス前後の製品。その場合は円安の影響が顕著に現れることになるだろう。AMDも例外ではなく、目立った動きこそないものの、今後円安の影響で値上がりする可能性がある。ただし、こちらはどちらかというと円安うんぬんではなく、AthlonとDuronの全体的な品薄傾向の方が深刻。一部ショップでは対応マザーボードの売れ行きも鈍くなっているようだ。



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