“工事現場専用”という仕様がマニアの心をくすぐる、41万画素デジタルカメラ「ShaPro」と、メモリカード編集デッキ「デジタル・スチルプレーヤー」、さらにはプリンタ「カラービデオ・プリンター」のセット「ShaPro DIGITAL STILL CAMERA & SYSTEMS」がアキバに現れた。秋葉館Winが9980円で販売中だ。3台限りだという。
ポイントは、工事現場のタフな使用に耐えられるよう防塵防滴処理のされたShaProのゴツいボディ。1眼レフタイプのデジタルカメラと同じくらいの大きさだ。41万画素CCDを搭載し、35mmカメラ換算で40mmまでのワイド画面を撮影可能。また、搭載する大型のストロボは「工場内など光量が十分でない場所での撮影をしたい時に威力を発揮する」(同製品を販売するASTECのサイト)そうだ。メモリは“ATA仕様のフラッシュメモリカード”を使用するとのことだが、形状からするとCFカードだと思われる。2MBのメモリでノーマル撮影時に20~24枚、エコノミーで40~48枚撮影できるとしている。
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撮影した画像を確認できる液晶モニタも装備している |
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残り枚数を確認できる液晶も搭載。それにしても色、形ともにゴツい |
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編集デッキ(上)とプリンタ(下) |
撮影した画像をその場で編集、印刷するために編集デッキとプリンタがセットになっているのもShaPro DIGITAL STILL CAMERA & SYSTEMSの特徴だ。データをTVモニタへそのまま、あるいは4/16分割して表示したり、不必要な画像を削除したり、FDへデータをコピー可能。また、撮影した画像はプリンタではがきサイズの専用用紙にその場で出力できる。場所を取れない工事現場で、PCなどを必要とすることなく、この1セットで事が足りるわけだ。さすがは工事現場専用といったところ。
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「現場にPCなんて置かないのだ」と言わんばかりに、潔いほどすっきりしている編集デッキの背面 |
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S1の入出力端子はあるものの、プリンタの背面も相当すっきりしている |
特異な仕様ゆえに一般受けはしないだろうが、工事現場や工場での活用以外にコレクターズアイテムとしての価値が生まれてくるかも…。週末にアキバを訪れる予定がある人は、“働く男のデジタルカメラセット”を一度見てみるといい。
【取材協力】