マイクロソフト(株)は10日、文書管理サーバー製品“Tahoe”Server(開発コードネーム)の正式名称『Microsoft SharePoint Portal Server 2001』(マイクロソフト シェアポイント ポータル サーバー 2001)を発表した。併せて、同製品の最終評価版のダウンロードサービスを開始した。
『Microsoft SharePoint Portal Server 2001』のロゴ |
『Microsoft SharePoint Portal Server 2001』は、エンタープライズ ポータルの構築を実現するためのサーバー製品。企業内のドキュメントやメールなどの文書管理を行なう。また、同製品では“ポータル”“エンタープライズ サーチ”“ドキュメントマネジメント”の3つの機能を提供する。
“ポータル”では、ビジネス情報をポータルに一括表示し、内容を関連付けて把握することでアプリケーションを統合する。また、XMLをベースとするデジタル ダッシュボード インターフェースにウェブベースの情報を含むことができるHTMLなどのウェブパーツを追加することでポータルのカスタマイズが可能になったという。
“エンタープライス サーチ”では、さまざまなコンテンツやデータに対してインデックスを作成でき、ファイルサーバーやウェブサーバー、Lotus Notesデータベース内などのデータ検索を行なうことができる。また、それらの結果をランキングされたかたちで検索結果として表示できる“プロパブリスティック ランキング アルゴリズム”、頻繁に変更された情報を学習し、それらのサイトのインデックスを集中的に更新できる“アダプティクロール”などの機能を備える。
“ドキュメントマネジメント”では、マイクロソフトのファイルだけでなく主要メーカーのさまざまなファイルに対してドキュメントマネジメントを行なえるという。ドキュメントの上書き防止やドキュメントにバージョンを付けるチェックイン/チェックアウト機能を備えるほか、ドキュメントを一般に公開する際には、ルーティング機能を使用した承認プロセスを適応することもできる。