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セイコーエプソン、1440dpiのB0ノビインクジェットプリンターを発売

2001年01月10日 20時28分更新

文● 編集部

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セイコーエプソン(株)は10日、1440dpiの写真画質と従来比最大約2.5倍のスピード印刷が行なえる大判インクジェットプリンター『MAXARTシリーズ』2機種をエプソン販売(株)を通じ、中旬に発売すると発表した。顔料系モデル『エプソン MAXART MC-10000』と染料系モデル『エプソン MAXART PM-10000』の2機種を用意する。価格はMC-10000が139万8000円、PM-10000は129万8000円。

『エプソン MAXART MC-10000』
『エプソン MAXART MC-10000』

両製品ともに“MSDT(Multi Size Dot Technology)”を採用し、大判サイズながら粒状感の無い豊かな階調性と鮮やかな色再現性を実現したという。さらに、各色180ノズルを採用した新開発MACHヘッドと高速にデータを処理する“フォトアクセラレータモジュール”の搭載により従来比最大約2.5倍高速化したとしている。大容量の高画質データも超高速ASICを積んだフォトアクセラレータモジュールが、プリンタードライバーで高速圧縮されたデータを高速解凍処理した後、カラーマッチングおよびハーフトーン処理などの画像処理を高速に実行し、印刷する。また、レーザー光線を用いた最新テクノロジーにより印刷ページの先頭で自動的にドット抜けを約4秒で検出する“自動ノズルチェック機能”を搭載したほか、メモリーチップを搭載したインクカートリッジが、インク残量などの情報管理、表示を行なう。

MC-10000の仕様は、印字方式がフォトマッハジェット方式で、解像度は最大1440dpi×720dpi。ノズル配列は黒が180ノズル、カラーは900ノズル(180ノズル×5色)、印刷速度はカラー(A0サイズ)1440×720dpiの時が約20分。インターフェースはIEEE準拠双方向パラレル、およびUSB。インクは顔料タイプインクカートリッジ(クロ、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ)。用紙サイズはA4縦~B0ノビ。電源はAC90~110Vで、消費電力は100W以下。本体サイズは幅1865×奥行き710×高さ1225mmで、重さは132kg(脚部含む、インクカートリッジ含まず)。対応機種はWindows 95/98/Me/NT4.0/2000を搭載したIBM PC/AT互換機とPC98-NXシリーズ。またはMac OS 7.6.1以降を搭載したMacintosh。

『エプソン MAXART PM-10000』
『エプソン MAXART PM-10000』

PM-10000の仕様は、インクが染料タイプインクカートリッジ(クロ、イエロー、シアン、ライトシアン、マゼンタ、ライトマゼンタ)である以外は、MC-10000と同じ。

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