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アップル、DVDオーサリングツール2製品を発表

2001年01月10日 19時52分更新

文● 編集部

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アップルコンピュータ(株)は10日、DVDオーサリングツール『iDVD(アイディーヴィーディー)』と『DVD Studio Pro(ディーヴィーディースタジオプロ)』を発表した。

iDVDは、DVDタイトル(DVDプレーヤーで再生可能)をMacintoshで制作できるソフトで、CD-R/RW兼用のDVD-Rドライブ『SuperDrive(スーパードライブ)』を搭載したPower Mac G4にバンドルされる。同ソフトを用いると、iMovieの動画素材やQuickTimeファイルを使って、ドラッグ&ドロップでDVDタイトルを制作できるという。ビデオデータをDVDフォーマットに変換するMPEGエンコーダーを搭載し、完成したビデオをSuperDrive(DVD-R/CD-RW両用ドライブ)のDVD-Rにワンクリックで書き込めるという。また、オリジナル画像を使ったメニュー/ボタン/背景を作成でき、背景画像/フォント/文字デザインなどを変更できる10種類以上のテーマが付属する。そのほか、5枚1組のDVD-Rディスクを5800円で、同社のショッピングサイト“Apple Store”を通じて、2月下旬に販売を開始する。

『DVD Studio Pro』
『DVD Studio Pro』を起動したSuperDrive搭載のPower Mac G4とビデオカメラ

一方、DVD Studio Proは、プロフェッショナル品質(MPEG-2/Dolby Digital)のDVDエンコーディングが可能なDVDオーサリングソフト。ビデオ編集ソフト『Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)』と組み合わせることにより、ビデオの編集からDVD-Rへの書き込みまでMacintosh上でDVDタイトルを制作できるという。また、制作したビデオのリアルタイムでのプレビュー機能や、DLTテープやDVD-RAMなどへの出力機能を搭載する。対応OSは、Mac OS 9.0.4/9.1。動作環境は、AGP対応グラフィックスカード、128MB以上のメモリー、DVD-R/DVD-RAM/DVD-ROMドライブ、空き容量12GB以上のHDDを搭載したPower Mac G4。Apple Storeと同社の正規販売代理店を通じて、2月に販売を開始する。Apple Storeでの販売価格は12万8000円。

また、同社は併せて、MP3ジュークボックスソフト『iTunes(アイチューンズ)』を発表した。これは、音楽CDから好みの曲を取り込み、MP3フォーマットに圧縮し、オリジナルのミュージックライブラリーを作成/整理/活用できるソフト。好みの順番で曲を再生可能な“プレイリスト機能”や、音楽のビートに合わせた“ビジュアル表示機能”などを搭載する。また、Power Mac G4搭載のCD-Rドライブ/SuperDriveでオリジナルCDを作成する場合は、CD-Rへの書き込み用ソフトは不要という。対応OSは、Mac OS 9.0.4/9.1。動作可能な機種は、'98年8月以降に発表されたMacintosh。同社のホームページ上で、無償ダウンロードサービスを1月下旬に開始する。

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