米コネクティクス社は現地時間の9日、Macintosh用エミュレーションソフトの新バージョン『Virtual PC 4.0 日本語版』を発表した。Windows Meを同梱した『Virtual PC 4.0 日本語版 with Windows Me』と、DOSを同梱した『Virtual PC 4.0 日本語版 with PC/DOS』の2製品を用意する。販売は日本における販売代理店である(株)アスキーと(株)メディアヴィジョンを通じて2月16日に開始する。
Virtual PC 4.0で複数のOSを起動 |
今回のバージョンアップでは、拡張可能なディスクイメージ、ユーザーインターフェースの改良、複数OSの同時起動が可能などの機能を追加した。また、“Velocity Engine”への対応を強化し、最大で2倍の速度の向上を図った。対応機種はMac OS 9.0以降(PC/DOS版は8.5以降)、およびG3/G4プロセッサーを搭載したPower Macintosh。
PC(Windows ME)に割り当てるRAMの設定 |
これを受けて販売代理店2社は同日、『Virtual PC 4.0 日本語版 with Windows Me』と、『Virtual PC 4.0 日本語版 with PC/DOS』を2月16日に発売すると発表した。価格は『Virtual PC 4.0 日本語版 with Windows Me』が4万2800円、『Virtual PC 4.0 日本語版 with PC/DOS』は1万7800円。なお、前バージョンの登録を行なったユーザーには特別アップグレード版を9800円で提供するほか、1月12日から3月31日までの間に『Virtual PC 3.0』を購入したユーザーには、特別価格1500円で特別アップグレード版を提供する。
また、'97年よりコネクティクスの国内販売代理店であった(株)システムソフトは10日、代理店契約の満了により、同社製品の取り扱いを終了すると発表した。今後はアスキーに現ユーザーの登録およびテクニカルサポート業務が移管される予定。