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Virtual PC 4.0日本語版

Virtual PC 4.0日本語版

2001年01月11日 15時40分更新

文● 行正

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 米Connectix Corporationは、Macintosh用PCエミュレーションソフトの新バージョン「Virtual PC 4.0 日本語版」を発表した。

複数OSの起動に対応し、Windows MeとWindows 2000を同時に使用することも可能となった。

 Virtual PCは、Macintosh上でPCのエミュレーションを行うソフトウェア。エミュレーション環境にWindowsをインストールすることでWindows用アプリケーションを動作させることも可能。
 今回のバージョンアップの主な改良点は以下のとおり。

  • PowerPC G4のVelocity Engine(プロセッサ内蔵ベクタ演算ユニット)に対応し、従来バージョンに比べて最大2倍の速度向上が図られた。
  • Virtual PCを終了することなしにVirtual PC内のOSに対し、メモリの割り当てを最大512MB、仮想HDD容量を無制限(実際のHDD容量分まで)に拡張可能。
  • ウィンドウをスクロールさせることが可能となり、3ボタンマウスやスクロール機能付きマウスに対応。
  • Windows 98やWindows 2000など、同時に複数のOSを起動可能。

 動作環境はG3/G4プロセッサ塔載のPower Macintosh。MS-DOSをエミュレーションする「Virtual PC 4 with PC DOS 2000」はMac OS 8.5以上、20MB以上のVirtualPC用メモリ割り当てと260MB以上のHDD容量が必要。Windows Meを動作させる「同 with Windows Me」はMac OS 9以上、64MB以上のメモリ割り当てと1GB以上のHDD容量が必要となる。
 価格は「with PC DOS」が1万7800円、「with Windows Me」が4万2800円。国内販売代理店の(株)アスキーおよび(株)メディアビジョンより、2月16日から発売される。なお、2001年1月12日から3月31日までに「Virtual PC 3.0」を購入したユーザーは、特別価格1500円で「Virtual PC 4.0 特別アップグレード版」が購入できる。
 なお、従来Connectix製品の国内代理店であった(株)システムソフトは、契約満了により取り扱いを終了し、ユーザーサポートなどは他の代理店へ移行する。移行手続きは現在調整中。

HDD容量の設定画面。エミュレーションOSの使用する仮想HDD容量が足りなくなった場合にMacintosh内のHDDから任意の容量を割り当てなおすことができる。
エミュレーションで使用するメモリ容量も変更可能となった。

Connectix Corporation
(株)アスキー
問い合わせ先 03-5351-8652
(株)メディアビジョン
問い合わせ先 03-3263-0630
(株)システムソフト
問い合わせ先 092-752-5264

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