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【2001 CESレポートVol.11】本格的普及はやはり電話がカギ?──Bluetooth関連

2001年01月09日 21時39分更新

文● 編集部 佐々木千之

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CESでは、Bluetooth製品を集めた“Bluetoothパビリオン”があり期待したが、日本のショーですでに見られたような、PCカード製品や、チップの展示など地味なものばかりで正直がっかりさせられた。

ところが各社のブースを回るとそこには興味深いBluetooth対応製品が数多く発見された。このレポートではそれらの製品の画像をまとめてお届けする。ここに紹介したもの以外では、フィンランドのノキア社がコンパクトフラッシュサイズのBluetoothモジュールの展示を行なっていた。全体としては、PCやPDA向けのものもいくつかあるが、元気がいいのはやはり携帯電話関係の製品だ。

東芝が展示していたSDカード関連製品モックアップ
東芝が展示していたSDカード関連製品のモックアップ。右上に見えるのがBluetoothモジュールで、春には製品を投入する予定としている
米モトローラが展示していた携帯電話『TIMEPORT 270c
米モトローラが展示していた携帯電話『TIMEPORT 270c』。バックパック状のBluetoothモジュールをつけるとBluetooth対応に
これが270c用のBluetoothモジュール
これが270c用のBluetoothモジュール。今年の春には発売される予定。パソコン用の電話帳管理ソフトウェアがバンドルされるという
スウェーデンのエリクソン社が展示していたBluetooth対応のWAP端末のプロトタイプ
スウェーデンのエリクソン社が展示していたBluetooth対応の腕時計型WAP端末のプロトタイプ。これ自体には通話機能がないが、別途Bluetooth対応のヘッドセットを用意することで通話も可能という。左に見えるのは充電モジュール
こちらはすでに発売済みのエリクソンのBluetooth対応携帯電話
こちらはすでに発売済みのエリクソンのBluetooth対応携帯電話『R520m』
セイコーインスツルメンツ(株)が展示していた、Bluetooth対応の腕時計型ヘッドセットのプロトタイプ
セイコーインスツルメンツ(株)(SII)が展示していた、Bluetooth対応の腕時計型ヘッドセットのプロトタイプ。Bluetooth対応の携帯電話と組み合わせての利用を想定している
通話時にはこのようにして利用する
通話時にはこのようにして利用する。この開発には同社の腕時計型コンピューター『Ruputer』の技術が生かされているという
米Futurecom社の『PC-EPhone』
米Futurecom社の『PC-EPhone』。左に見えるのが受話器で、受話器との間をBluetoothによって接続している。本体にはVGAのTFT液晶ディスプレーを持ち、Windows CE 2.11を搭載している。説明員によれば、近い将来、Windows CE 4.0(3.0ではない)にアップグレードするという

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