ソニー(株)は、メモリースティック拡張モジュール(仮称)仕様に対応した『“Infostick(インフォスティック)”Bluetoothモジュール』のプロトタイプを開発したと発表した。
『“Infostick”Bluetoothモジュール』のプロトタイプ |
これは、メモリースティックと同じ端子/形状を採用し、Bluetooth技術で無線通信を行なう通信モジュール。メモリースティック拡張モジュール仕様に対応したパソコン/デジカメ/テレビなどの機器に差し込めば、Bluetooth仕様に基づき、2.4GHzの帯域を用いて、約10mまでの転送距離を、1Mbpsの転送レートで無線通信できるという。また、同プロトタイプは、Bluetooth用の通信制御/メモリースティックインターフェース/記憶制御などの機能を1チップ化した新開発のLSIを搭載し、1枚の基板上にフラッシュメモリー/アンテナ/EEPROMなどを実装したという。本体サイズは、幅21.5×奥行き55×高さ2.8mm。本体重量は4g。
なお、同プロトタイプは、1月6日からラスベガスで開催される“2001 International CES”に参考出品される。今回の開発により、メモリースティック拡張モジュールは、2000年11月に開催された“COMDEX/Fall 2000”に参考展示された“カメラモジュール”、“GPSモジュール”、“指紋照合モジュール”と合わせて4種類になった。
昨年のCOMDEX/Fall 2000”で参考展示された“カメラモジュール”、“GPSモジュール”、“指紋照合モジュール” |