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【2001年年頭挨拶ニュースリリース】日本ヒューレット・パッカード(株)代表取締役社長寺澤正雄氏

2001年01月05日 16時10分更新

文● 編集部

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「デジタル・ルネッサンス」

人々がサービスを自由な発想で使い、創造的なことに時間が使える
そんな世界の実現をHPは目指す。

2001年、21世紀が始まりました。
多くの皆さんが、お正月休みを過ごす中、休日を返上してサービスやサポート、プロジェクト業務に携わっていただいた皆さん、本当にご苦労様でした。

さて2001年、私たちは大変刺激に満ちた時代の入口にいます。カーリー・フィオリーナは、これを「デジタル・ルネッサンス」という言葉で表現しています。「ルネッサンス」というのは、中世ヨーロッパで起こった芸術や科学、学問の復興で、閉鎖的で独断的な思想が崩れ、好奇心と可能性への期待が社会に広がっていきました。
ルネッサンスは、「多くの人々の日常的行為」が原動力となり花開きました。
現代のインターネット技術を取り巻く状況もこれに似ています。ネットは、時間や場所の壁を取り払い、庶民のツールとして、社会や人々の日常生活を変革しようとしています。実際、新しいアイディアや発明、ビジネスモデルが多数誕生しています。
日本においてもこの状況は同じです。携帯電話による様々な情報サービスが爆発的に普及し、日本は今や世界有数のモバイル社会になっています。

HPは、「information appliances(情報機器)」「e-services」「always-on internet infrastructure(決してダウンすることのないインターネット・インフラ)の、三つのベクトルの交差する部分にいる企業として、このデジタル・ルネッサンスの時代に、非常に大きな貢献ができると思います。決してダウンすることのないインフラの上で、企業が「e-services」を利用して、ビジネスを改革し、今までにない新しいビジネスや市場を創るお手伝いをする、そして、いつでもどこでも、誰もがPCやプリンタ、PDAといった使い勝手の良い情報機器で、サービスを享受できる。色々なサービスを自由な発想で使い、創造的なことに多くの時間が使える――そんな世界を実現していこうとしています。

昨年は、日本でもインターネットが爆発的に普及しました。お客様の日本HPへの期待は非常に高く、多くのビジネスチャンスがあります。非常にチャレンジャブルな一年になると思いますが、期待に応えるべく、全員が全力を尽くしていただきたいと思います。

最後になりますが、新しい世紀の始まりの一年が、皆さんにとって充実したものになるよう、自分自身に栄養を与えることも忘れないでください。

今日から新しい年の仕事が始まります。今年も、元気に、がんばっていきましょう。

(用字用語は原文のまま)

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