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【2001年年頭挨拶ニュースリリース】日本テレコム(株)代表取締役社長村上春雄氏

2001年01月04日 19時17分更新

文● 編集部

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年頭挨拶

 皆さん、明けましておめでとうございます。
 新しい世紀の幕開けを皆さんと共に心からお祝いいたしたいと考えます。
 人それぞれには入学、就職、結婚、2世の誕生など、様々な人生の節目があります。多くの皆さんは多分、21世紀という節目をそれらと同様、色々な感慨、夢、決意を持って迎えられたことと思います。是非この一年間それらを心にしっかりと刻み込み、その実現に努力されますよう希望いたします。
 一昨年、昨年のこの場で私は我々が生きている情報通信の市場に所謂「パラダイムシフト」が生じており、日本テレコムは大きな「戦略転換点」にある、との認識の下、我々が築いてきた研究開発、アライアンス、グループ戦略を下敷きにして21世紀に向けて大きく羽ばたく為の目標をいくつか申し上げました。
 皆さんのご努力が実り、ソリューション、移動体通信、ダイレクトアクセス、データセンター、ODN、ホールセールといった各事業、そしてマイライン、IT活用、ISO9000取得、等への取り組みも本格化してまいりました。
 これからもお客様のニーズは果てしなく変化し、技術も変革し、競争環境はますます厳しくなってくるでしょう。それだからこそ再度「お客様第一」の原点に立ちかえって現在、また、明日のお客様が求めているものは果たして何かを考え、その実現に向けて行動する様お願いします。それが徹底すれば自ずと日本テレコムの企業体質は激しく変化する環境にも十分なスピードでしなやかに対応できるでしょうし、日本テレコムの「企業ブランド」も向上します。そして5月に控えた今年最大の課題のひとつである「マイライン」も良い結果が期待できると確信いたします。
 なお、昨今当社の主要株主に関して変化が生じる事になりましたが、一部当社株式をボーダフォンに売却するJR2社の日本テレコムへの支援には何等変わりはないとのことでありますし、新しく株主になるボーダフォンはエアタッチ社以来携帯電話通信事業では十年来の主要パートナーであり、Jフォン事業の発展に大きく貢献をしてきたということであります。我々は株主の皆様から会社をお預かりしている立場であり、その負託に最大限お答えする為に自らのスキルを磨くと共に、「お客様第一」を実現することが大切なことであると確信していただきたいと考えます。環境変化が大きければ大きいほど新規参入者のみならず従来事業を続けてきた側にも大きな発展のチャンスがあります。手をとりあって前進いたしましょう。

以上

(用字用語は原文のまま)

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