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結露防止の温度センサーつき! フリヂスタ素子を使った新CPUクーラーが登場

2000年12月28日 20時46分更新

文● Jo_Kubota

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 フリヂスタ素子を用いたCPUクーラー「電子冷却ユニット・フリヂスターCPUクーラー」が高速電脳に入荷した。フリヂスタ素子とは従来のペルチェ素子と同様の特性を持つ電子部品で、同店には以前からフリヂスタ素子を使ったモジュールが販売されていた。しかし、CPUクーラー製品として登場したのはこれが初めてである。



ペルチェより最大25%効率的なフリヂスタ

クーラー

 ペルチェ/フリヂスタ素子に共通する特徴としては、電圧をかけると片面が熱くなり、その反対側が冷たくなる。これは異なる金属を組合せて電圧をかけると温度差が発生する「ペルチェ効果」を利用している。
 従来のペルチェ素子と決定的に違うのは、フリヂスタモジュール自体に柔軟性があり破損しにくい点と、効率がペルチェに対し最大25%ほど高い点だと言えるだろう。



温度センサー
コントロールユニットの側面に穴があいており、ここから温度センサーが見える。気になる人は店頭で見てみるといい

 CPUクーラーとして見ると、同製品のヒートシンクはさほど大きなものではなく、薄型の部類に入るほど簡素なものだ。CPUクーラーの底面にはフリヂスタモジュールが装着されており、ヒートシンク部はフリヂスターが発生する熱を排気することになる。CPU設置面はフリヂスタの冷却面となり、空冷とは違って“強制的に冷却”するのがこのCPUクーラーの特徴だ。
 また同製品には、冷え過ぎによる結露を防止するため、温度センサーを搭載したコントロールユニットが付属している。コントロールユニット側に取り付けられた温度センサーがケース内の温度を基準に冷却力の調整を行うようだ。

 性能は未知数だが、手軽な強制冷却装置として“人柱”になってみるのも悪くないかもしれない。ただし、価格はちょっと高価な1万5800円。



【取材協力】

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