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ルーセントとクアルコム、cdma2000で2.4Mbpsのデータ転送に成功

2000年12月26日 15時38分更新

文● 編集部

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日本ルーセント・テクノロジー(株)の20日付けの報道資料によると、米ルーセント・テクノロジーズ社と米クアルコム社は20日(現地時間)、第3世代の無線ネットワークシステム“cdma2000”において、データ伝送技術“cdma2000 1xEV(1x Evolution)”の試験に成功したと発表した。

同試験は、クアルコムが開発した無線端末と、ルーセントの商用無線ネットワーク機器『Flexentモジュラー・セル』を用いて、周波数1.9GHz帯の無線接続で、データ伝送の試験を行なうというもの。試験の成功により、2.4Mbpsのデータ転送速度で携帯端末を用いたモバイルインターネット接続が可能になり、携帯電話やPDAなどで、ウェブの閲覧、メールの受発信、ストリーミングビデオの再生などが可能になるという。ルーセントは、cdma2000 1xEV技術を2002年初頭に商用化予定の無線ネットワーク機器に採用するとしている。

なお、cdma2000 1xEVは、ITU(国際電気通信連合)で承認された標準規格“cdma2000 1x”の拡張規格で、クアルコムの無線通信技術“HDR”をベースにしたもの。また、cdma2000 1xは、第3世代無線システムであるcdma2000の発展段階の第1段階で、現行のcdmaOneネットワークの音声容量を倍増し、最高153kbpsのデータ伝送速度を可能にするという。

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