コンパックコンピュータ(株)は、米国で販売中のPocketPCマシン「iPAQ H3600シリーズ」の日本語版を2001年上半期に国内で発売開始すると発表した。
スリムな本体とドッキングするExpansion Packによって拡張が可能になる「iPAQ H3600」。写真はExpansion Packを装着し、クレードルに置いた状態。 |
iPAQ H3600は、2000年6月に米国で発表され、すでに発売されているPocketPCマシン。CPUにStrongARM SA1110-206MHz、4096色表示のバックライト付きTFTカラー液晶を装備する。130(W)×15.9(D)×83.5(H)mm/178.6gと小型軽量ながら、最大の特徴は「Expansion Pack」と呼ばれるオプションのアウターケースが装着可能な点。Expansion Packは本体と一体型のデザインで、PCカードスロット×1を持つ「PC Card Expansion Pack」と、CFスロット×1を持つ「CF Card Expansion Pack」の2つが用意される。
米国ではカシオ「E-700」やhp「jornada 548」と同時に発表されたものの、iPAQ H3600のみ日本語版の発表は行われず、Windows CEファンを残念がらせていた。コンパックによれば、価格や詳細な発表日ともに未定で、2001年上半期の発売のみ決定したとのこと。米国で販売されている製品に準じたスペックとなる予定だが、日本語化にあたって若干の仕様変更の可能性もあるという。なお、米国での本体価格は499ドル、Expansion Packは49ドル(実売価格)。
現在のことろE-700とjornada 548の2製品しかない国内Pocket PC市場において、ユーザーの選択肢が増えるのはありがたい。詳細な情報や日本語版が入手できしだい、当サイトでも情報を追加する予定だ。
コンパックコンピュータ(株)
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