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NetGenesis SW

NetGenesis SW

2000年12月23日 04時15分更新

文● 山崎

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NetGenesis SW

マイクロ総合研究所

オープンプライス
1万9800円(MRダイレクト価格)

マイクロ総合研究所の「NetGenesisシリーズ」は、1つのグローバルIPアドレスをLAN内の複数の端末で共有して同時にインターネットへアクセスすることを可能にする、NAT/IPマスカレード機能を搭載したIPルータだ。今回発売された「NetGenesis SW」は、従来機種「NetGenesis Dual」より1ポート多い5つのEthernetポートを装備し、10BASE-T/100BASE-TX対応デュアルスピードハブがスイッチングハブにグレードアップされるなどの機能強化が図られている。

「ブラウザセットアップ」の採用で、幅広い端末環境に対応

 NetGenesis SWは、本体にはTAやモデム機能を内蔵しておらず、WAN側のネットワークへの接続デバイスと組み合せることで、ダイヤルアップルータと同様の機能を実現するIPルータだ。インターネットなどのWAN(Wide Area Network)側デバイスとの接続には、最大460.8kbpsでの通信が可能なシリアルポートを2つ装備しており、モデムとTAなどの複数デバイスを使い分けることによって、一般公衆回線やISDN回線を利用したダイヤルアップ接続のほか、3.4kHzまでのアナログ専用線や128kbpsまでのデジタル専用線での接続にも対応できる、汎用性の高いIPルータだ(CATVやADSLモデムには非対応)。

NetGenesis SW本体正面
ブルーの「NetGenesis Dual」からイメージを一新し、グリーンの筐体を採用する「NetGenesis SW」。フロントにもEthernetポートを装備し、モバイル端末も接続しやすい。
NetGenesis SW本体背面
背面には2つのシリアルポートと4つのEthernetポートを装備する。背面のEthernetポートの内1つはアップリンクポートと排他利用となる。

 LAN側との接続用には10BASE-T/100BASE-TXに対応した5ポートのスイッチングハブ機能を内蔵しており、NAT/IPマスカレード機能によってグローバルIPアドレスをLAN内の複数の端末で共有してのインターネットアクセスなどが行える。TAを組み合せれば一般的なダイヤルアップルータのように、インターネット接続サービスプロバイダとは端末型の接続サービスしか契約していなくても、複数の端末から同時にインターネットアクセスすることが可能だ。またIPアドレス変換機能を利用せず、専用線で本支社間を接続して、2つのLANを接続する一般的なルータのようにも利用できるなど、活用範囲の広い製品である。

 しかもNetGenesis SWは本体にRASサーバ機能を内蔵し、2つのシリアルポートを装備するので、通常のダイヤルアップルータでは解決できない問題にも対応できる。例えば、それぞれのポートにTAを接続して、一方でISDN回線を経由した外部からのダイヤルアップ接続をRASサーバとして受け付け、そこからのパケットをもう一方のシリアルポートに流し込み、もう1つのTAを利用した専用線でのインターネットアクセスを外部の端末から利用するといった接続形態での運用も可能である。LAN側のEthernetポートに接続したネットワークと、WAN側の2つのシリアルポートそれぞれに接続したネットーワークという、3つのネットワークをまたいだパケットの制御が行え、しかもWAN側回線はユーザーが使用回線に合わせて選択できるという柔軟さがNetGenesis SWの最大の魅力だ。

Webブラウザによる本体機能の設定画面
LAN上にWebサーバソフト「NWG設定サーバー」が稼働しているマシンがあれば、どんな端末からでもWebブラウザを利用してNetGenesis SWの本体機能を設定できる「ブラウザセットアップ」に対応した。

 また本体機能の設定についても、NetGenesis Dualでは、LAN上のWindows 95/98/NT 4.0が稼働している端末から付属のセットアップユーティリティを利用して行わなければならなかったのに対し、NetGenesis SWではWebブラウザをインターフェイスとして利用する「ブラウザセットアップ」を採用したため、ユーザーのLAN環境(OS)に依存しない柔軟性を持ち合わせている。ただし、多くのダイヤルアップルータとは異なり、NetGenesis SW本体はWebサーバ機能を内蔵しておらず、LAN上のいずれかの端末にJavaで書かれたWebサーバソフト「NWG設定サーバー」をインストールしなければならない。そのサーバにWebブラウザでアクセスして機能設定を行い、設定内容をWebサーバが稼働している端末からNetGenesis SW本体に転送するという方法で実現している。よってLAN上にJavaプログラムの動作する端末さえあれば、たとえWindowsマシンが一切ないLAN環境であっても、本体機能の設定が行えるわけだ。



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