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低価格のキャプチャカードがNOVACとAOpenから

2000年12月23日 05時00分更新

文● 小板

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 12月21日から、NOVACのテレビチューナー付きビデオキャプチャカード「PrimeTV/S」が1万2800円という低価格で販売されはじめた。  リアルタイムキャプチャ可能な形式はMPEG1とAVIだが、付属の「honestech MPEG Encoder 2.0」によってキャプチャしたAVIファイルをMPEG2に変換することもできる。また「honestech MPEG Recorder」によりワンタッチ録画の簡単な操作を可能にしている。MPEG2の可変ビットレートやビデオCD、DVDフォーマットにも対応している上、チューナーは音声多重放送(ステレオ/2ヶ国語/副音声)にも対応している(※)。 ボックスの中にはカード本体のほか赤外線リモコンが同梱されており、このリモコンを使えばPCから離れていても操作が可能。
 カードのエッジ部分を見てみると、TVアンテナ、コンポジット、(ビデオ入力)、オーディオ入出力(ステレオミニジャック)、S-VIDEO入力(ミニDIN4ピン)のほかに赤外線リモコン受光器コネクタがある。

 いち早く販売を開始したのはPCiN秋葉原。ほかにT-ZONE.PC DIY SHOPでも同価格で販売中だ。
 なお、店頭では確認できなかったが、NOVACによるとチップにはConexant社の“Bt878”を搭載。MPEG1リアルタイムエンコーディングは、320×240ドット、29.97fpsまでサポートしているとのこと。対応OSはWindows98、Me、2000となっている。



 また、同じ“Bt878”を搭載したキャプチャカードとしてはAOpen製のキャプチャカード「VA1000 Video Station」が9800円という1万円を切る価格で販売されていた。同梱のキャプチャソフト「WinDVR」を使用することによってMPEG1/MPEG2のリアルタイムキャプチャに対応するほか、タイムシフト再生、iEPG録画予約が可能になる。これだけの機能を満載しながら1万円以下という価格はお買い得だが、ネックはチューナーがステレオ対応ではないということだ。さらに、パッケージ裏面を見ると、WinDVRによるリモートコントロール機能は来年1月のドライバーバージョンアップによって可能となっている。対応OSはPrimeTV/Sと同様、Windows98、Me、2000だ。

※マニュアルによると、2000年11月末現在、ステレオ番組、音声多重番組の録画には未対応との記述が見られた。



【取材協力】

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