デジタルオーディオ、およびビデオソフトデベロッパーの米RAVISENT Technologies社は現地時間の22日、米マイクロソフトが『X-Box』のビデオシステム用DVD再生ソフトのプロバイダーとして同社を起用したと発表したと発表した。
両社は5年間のソフトウェアライセンス契約を締結。契約によるとマイクロソフトは、『X-Box』でのDVD再生に、RAVISENTの“CineMasterDVDエンジン”をライセンスする。
2001年秋の発売を予定している『X-Box』は米インテル社のCPUと米NVIDIA社のカスタムチップセットを核としてデザインされる。RAVISENTのCineMasterDVDエンジンを利用することにより、『X-Box』のグラフィック処理ユニットが最適化され、ユーザーにとってはビデオ、オーディオ市場で最高品質のパフォーマンスを楽しむことが可能になるとしている。
CineMasterDVDエンジンの主要コンポーネントは、“DVD Navigationエンジン”、“DVD Presentation Engine(トリックモード再生を含む)”、“MPEG-2ビデオデコーダー”、“Dolby Digital(AC-3)、MPEG-2、LPCMオーディオデコーダー”、“クローズドキャプション/サブピクチャーデコーダー”で構成される。