東日本電信電話(株)と西日本電信電話(株)は22日、郵政大臣に対し、市内通話料金の値下げについて届出を行なったと発表した。
これは、両社が3分10円(昼夜間)で提供している市内通話料金を、2001年5月1日に3分8.8円に値下げするもの。NTT東日本については、首都圏における競争の進展に対応して、2001年1月10日に3分9円、5月1日に3分8.8円の2段階に分けて値下げする。
これにより、NTT東日本、NTT西日本ともに、それぞれ約450億円の減収となる。また、東日本の3分9円への先行実施期間(2001年1月10日~4月30日の約4ヵ月間)の減収は約120億円を見込んでいる。
通話料金割引サービスの提供また、両社は同日、ユーザーの利便性の向上を図るため、新たに2種類の通話料金割引サービスを提供するとともに、2001年5月に開始される電話会社固定サービス“マイラインプラス”でNTT東日本または西日本を登録したユーザーには、一部の通話料金割引サービスの割引率を拡大することとし、同日付で、郵政大臣に届出を行なったと発表した。通話料金割引サービスは、いずれも2001年1月11日に提供を開始する。
開始する通話料金割引サービスは、同一都道府県内への市外通話を最大35パーセント割り引く、月極の通話料金割引サービス“スーパーケンタくん”と、県内市外上位5電話番号通話料金割引サービス“ケンタくん5”の2種類。“ケンタくん5”はユーザーの申し込みにより、県内市外への通話のうち通話料の多い上位5電話番号への月間通話料が合計500円以上になった場合に、その5電話番号への通話料金を割り引く、月極の通話料金割引サービス。上位5電話番号は、ユーザーの利用実績に基づき同社が自動的に選択する。契約対象回線は、加入電話(単独電話、事業所集団電話)、第1種総合ディジタル通信サービス(INSネット64、INSネット64・ライト)で、割引対象通話は、ダイヤル通話、通話モードおよびディジタル通信モードの県内市外上位5電話番号への通話。月額定額料は不要。
2001年5月に開始される電話会社固定サービス“マイラインプラス”でNTT東日本または西日本を登録したユーザーは、“スーパーケンタくん”、“ケンタくん5”、および同一都道府県への通話のうち通話料の多い上位3電話番号への月間通話料が合計1500円以上になった場合、その3電話番号への通話料金を割り引く、月極の通話料金割引サービス“ケンタくん”の割引率を最大40パーセント割り引く。
サービスの受付開始は25日に開始する。ユーザーからの申し込み、問合せ先はフリーダイヤル(0120-378160)、または局番なしの116となっている。