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W3C、モバイル対応XHTMLの機能群“XHTML Basic”の仕様を発表

2000年12月21日 19時30分更新

文● 編集部

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World Wide Web Consortium(W3C)は19日(現地時間)、さまざまな機器で利用可能なマークアップ言語の機能群“XHTML Basic”の仕様をW3C勧告として公開したと発表した。

同仕様は、パソコン、携帯電話、PDA、STB、情報家電など、さまざまな機器に対応するウェブコンテンツを作成するための機能群。HTMLとXMLの機能を融合した“XHTML 1.0”(1月に仕様を公開)のサブセットとして、XHTML 1.0の全機能をサポートできないモバイル環境でXHTMLの機能を実装できるようデザインされている。また、XHTMLのメカニズムを利用した拡張により、マルチメディア(SMIL)、数学(MathML)、ベクトル画像(SVG)、フォーム(XForms)など、さまざまな分野に特化したマークアップを、多様な機器で扱えるとしている。
さらに、W3Cは、同仕様に準拠したコンテンツを制作可能なエディター『Amaya』を、W3Cのホームページで無償提供している。そのほか、(株)アクセス、スウェーデンのエリクソン社、J-フォン東日本(株)、(株)NTTドコモ、(株)東芝、米サン・マイクロシステムズ社などが、自社製品での同仕様のサポートを表明している。なお、W3Cは、米国のマサチューセッツ工科大学の計算機科学研究所(MIT/LCS)、フランスの国立情報処理自動化研究所(INRIA)、日本の慶應義塾大学がホスト機関として共同運営する国際コンソーシアム。現在、480以上の機関が参加している。

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