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トレンドマイクロ、2000年度のウイルスランキングを発表

2000年12月21日 17時56分更新

文● 編集部

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トレンドマイクロ(株)は20日、2000年に発生したコンピューターウイルス感染報告件数ランキングを発表した。併せて2000年のウイルスの状況の総括を発表した。

同社は、2000年1月から11月までに同社に寄せられた国内におけるコンピューターウイルスに関する情報をもとに、感染規模およびウイルス危険度を考慮しランク付けをしたという。同ランキングでは、第1位がPE_MTX.A(TROJ_MTX.A)通称マトリックスウイルス、第2位がVBA_LOVELETTER、第3位がX97M_LAROUX.A、第4位がTROJ_SKA(Happy99の2000年度版)、第5位がTROJ_PRETTY_PARK、第6位がTROJ_NAVIDAD.Aと以下11位まで発表している。同社は、VBスクリプト型のウイルスが増加していること、またトロイの木馬型/ワーム型ウイルス、ハッキングとワーム型の複合タイプが増加していると指摘している。

併せて発表した2000年総括では、2000年はネットワークを利用して自己増殖するワーム型ウイルスの発生が相次いだ年と言え、この傾向は今後も続くことが予想される。また、スクリプト型のウイルスの新たな出現も予想される。ウイルス対策の面では、'99年のメリッサウイルスの発生や電子商取引を行なう企業の増加から情報セキュリティの必要性の認識が高まっているが、初心者ユーザーがセキュリティーの必要性を知らないまま被害の増大を招いているケースが増えているとしている。そのほかに、今後懸念される問題として、携帯情報端末へのウイルス感染やJava対応の携帯電話におけるウイルス感染をあげている。なお、同社では2000年1月から12月の集計データを2001年1月に改めて発表するとしている。

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