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ヤマハ、mLANライセンスプログラムの提供を開始

2000年12月21日 16時33分更新

文● 編集部

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ヤマハ(株)は20日、8月に提供を開始したmLANライセンスプログラムのライセンスフィーを無償にしたと発表した。併せて、米アップルコンピュータ社の次期OSの『Mac OS X』が、mLANテクノロジーをサポートすることが決定したと発表した。

YAMAHA mLANテクノロジーは、FireWireまたはi.LINKという名称で知られるインターフェースのIEEE1394を利用し、デジタルオーディオと音楽データの高速伝送を行なう技術。mLANライセンスプログラムの供与は、“mLANロゴと商標を使用する権利”、“mLANノードコントローラーのmLAN API仕様の使用権、およびヤマハが保有する関連特許の実施権”、“mLAN内部仕様へのアクセス権”の3形態があル。前の2形態は、ライセンシーに対して無償で供与される。mLAN内部仕様については管理費として20万円、更新料として年額10万円が必要。ライセンシーは個々のニーズに応じて、ライセンス形態を選択できる。

IEEE1394で接続されたmLANデバイス(ハードウェアまたはソフトウェア)は、それぞれ独立に動作させることができるうえ、ほかのmLANデバイスやコンピューターなどと連携させることができる。IEEE1394ポートを内蔵していないコンピューターでも、標準のIEEE1394カードをインストールすればmLANを利用できる。

ヤマハはmLAN対応製品の第1弾として『mLAN-8P』、『mLAN-8E』、『CD8-mLAN』の3製品を2001年1月に発売する。価格は未定。

製品写真
『mLAN-8P』
製品写真
『CD8-mLAN』

mLAN-8Pはスタンドアロンのオーディオ・MIDIインターフェースで、既存のオーディオ機器とMIDIデバイスをmLANシステムに接続する機能を備える。mLAN-8Eは、ヤマハのmLAN対応シンセサイザーやトーンジェネレーターをmLANシステムに接続するための拡張ボード。CD8-mLANは、ヤマハのデジタルミキシングコンソール『O2R』および『O3D』をmLANシステムに接続するための拡張カード。

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