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シマンテック、クリスマスに発病するウイルスに警告

2000年12月21日 16時08分更新

文● 編集部

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(株)シマンテックは20日、クリスマスに発病するようにプログラムされたコンピューターウイルス“W32.Kriz(クリス)”を警告した。併せて、同ウイルスに対する検出および感染後の修復ツールの無償提供を21日に開始すると発表した。

同ウイルスは、コンピューターの中枢機能の破壊を目的としており、全てのハードディスクドライブの内容を消去する。また、コンピューターシステムのBIOSも消去し、システム全てを破壊する悪質なものである。同ウイルスに一度感染すると、“Happy99.worm”や“W32_hiiw.bymer.worm”などの既知のコンピューターワームにさらに感染し、1つの複合ウイルスとして被害を拡大させるという。また、感染すると、コンピューターが正常に立ち上がらないため、ほとんどの場合ハードウェアの交換が必要になる。同社では、同ウイルスからコンピューターシステムを保護するには、クリスマス当日の12月25日以前に同社のウェブサイトからユーティリティープログラムをダウンロードし、スキャンする必要があるとしている。なお、同社の『Norton AntiVirus』ユーザーはオンライン更新機能によりワクチンを入手し、これらのウイルスに対応することができる。同ソフトのユーザーでなくとも『Norton AntiVirus 30日間限定体験版』をダウンロードして利用できる。

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