(株)ジャストシステムは、Java言語で開発中の表計算ソフト『Choco(チョコ)』の一部機能を限定したTechnology Preview(テクノロジー プレビュー)版のダウンロードによる無償提供を同日付で開始したと発表した。
『Choco』は、インターネットワープロ『一太郎Ark』、プレゼンテーションソフト『Muffin(マフィン)』と同様にJava2環境で動作する表計算ソフトで、スプレッドシートデータを、XHTML+CSS2で表現している。本体のプログラムサイズは、約1.5MBとコンパクトでありながら、表計算ソフトの基本的な機能である、日付書式設定、3桁区切り表示、右・中央・左詰め、上・中央・下寄せの文字位置設定、文字飾り、背景色設定、罫線、マルチシート対応などを標準で装備する。加えてプラグイン機能として、印刷やグラフ、辞書順ソート、Microsoft ExcelやCSV形式のデータ読み込み・保存、ワークシート関数などを搭載している。ワークシート関数は、ユーザー定義も可能。グラフ機能は、棒、ドーナツ、XYZプロット、度数分布など13種類のグラフを作成できるほか、さまざまなパターンやグラデーションなどの属性を設定できる。作成したグラフは、ワークシート上の自由な位置に貼り付けることができ、GIFやJPEG形式で出力できる。動作環境は、利用プラットフォームに対応したJavaの動作環境(JDK1.2あるいはJRE1.2)が必要。
『Choco』は、Technology Previewを試したユーザーからの意見や感想を反映し、来年製品を発売する予定。