(株)シマンテックの19日の発表によると、米シマンテック社は現地時間の18日、米アクセントテクノロジーズ社(AXENT Technologies)の株式交換による買収について、両社の株主総会が正式に承認したと発表した。今後、シマンテックの買収申請が米国デラウェア州から認可され次第、買収完了することになる。
同契約によると、アクセントの株主は保有する普通株式1株につき、シマンテックの普通株式0.5株を無課税で受けることになる。また、買収完了後のシマンテックの財務内容については、同社のウェブサイトで公開される。アクセントの買収に関しては、7月27日に共同で発表しており、計画通りに進展したもの。
シマンテックのジョン・W・トンプソン(John W. Thompson)会長兼社長兼CEOは、今回のアクセント買収について「今日、インターネットおよび企業内の各種ネットワークは、すべてのビジネスの根幹に関わるようになっている。そのため高度なテクニックを駆使したネットワークへの侵入や電子メールウィルスへの感染を防止するには、もはや単独のセキュリティーソフトウェア製品だけで対応するのは非常に難しくなってきている。こうしたことから企業ユーザーは、異なる企業間でも機能し、さらにさまざまなサービスでサポートされている最も安全で確実なセキュリティー製品を求めている。今回のアクセント買収により、わが社はネットワークセキュリティー市場でグローバルリーダーとしての地位を確立する。また、顧客に対してネットワークセキュリティー向けの製品およびサポートの提供や、認定パートナー同士によるグローバルネットワークの実現、および広範なセキュリティーサービスを提供することが可能となる」とコメントしている。