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今度はちゃんとMPEG2録画!「SmartVision Pro 2」が量販店店頭に並ぶ

2000年12月19日 22時05分更新

文● 小磯

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 8日付けのDigitalBuyer“最新ニュース”でお伝えした、日本電気のTVチューナ搭載MPEG1/2キャプチャカード「SmartVision Pro 2」(型番:PK-UG-X034)が店頭に並び始めた。

 同製品はソフトウェアMPEG1/2エンコードの可能なTVチューナカードと、録画やTV表示などができる各種ソフトウェアがセットになったもの。従来製品「SmartVision Pro」(型番:PK-UG-X026)とハードウェア的な違いはなく、マイナーチェンジ版と言える。決定的な違いはコーデック部分で、PK-UG-X026では“MPEG2方式に基づく独自の方式”(パッケージによる)でのキャプチャしかできなかったため、キャプチャした映像を他の環境で見られないという問題があった。それに対し、PK-UG-X034では正式なMPEG2形式でキャプチャ可能。このため、録画した映像は標準添付の「Ulead VideoStudio 4.0 SE Basic」など、市販の動画編集ソフトで編集できる。また、MPEG2形式を再生できる環境ならばどこででも楽しめるのも魅力だ。

 キャプチャ解像度とビットレートは、高画質モードで640×480ドット/約7Mbps、標準モードで320×480ドット/約6.2Mbps。“ADAMS-EPG”による電子番組表を利用した録画機能のほか、iモード端末やインターネットに接続されたPCなどから録画予約ができる機能を装備している。タイムシフト再生機能、ビットキャストや文字放送の受信/表示機能など、従来から装備されていた機能は引き続き利用できる。

 注意してほしいのは動作環境で、VIA Apollo KT133、ならびにALi、SiSのチップセットを採用するマザーボードを用いたPCでは一部動作に不具合がある。また、自作PCは動作保証対象外。以上のことからアキバ系のユーザーにはややおすすめしにくい。
 ちなみに19日現在、「18日の発売日にあわせて出荷された」(日本電気)という同製品を販売しているのはラオックス ザ・コンピューター館(2万3800円)とソフマップ1号店 Chicago館(2万5799円)のみ。新宿の大手量販店では「早ければ今週末から来週にかけて入荷する見込み」としているものの、アキバのパーツショップでは入荷予定がないところもあり、カノープスの「WinFVR PCI」やエスケイネットの「WinTV PVR」などとは毛色の違う印象を受ける。メーカー製PCユーザー向けのアイテムとなりそうだ。



21日再調査

※21日の調査時点では、

  • 俺コンハウス(\22,800)
  • コムサテライト3号店(\23,800)
  • T-ZONE.PC DIY SHOP(\23,800)
  • ZOA 秋葉原本店(\24,800)

にも在庫あり。

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