(株)コンピュータ・ニュース社の市場調査部門であるBCN総研は15日、11月の店頭ビジネスソフト市場において“はがき・毛筆ソフト”が約30%の販売本数比率を記録、年末商戦に向け、好調な推移をたどっていると発表した。
『筆まめ Ver.11』 |
“はがき・毛筆ソフト”のカテゴリーでは、(株)クレオが、週次、月次データともに、50%前後のシェアを獲得、トップを維持している。さらに、全ビジネスソフトを対象としたベンダーシェア(本数ベース)でも、11月はクレオがマイクロソフト(株)(12.7%)を抜き、15.1%でトップとなった。
11月のハガキ・毛筆ソフトにおけるベンダーシェア(本数) |
例年、“はがき・毛筆ソフト”は、年末商戦向けの製品が揃い始める10月から伸び始める。ビジネスソフトのカテゴリー別販売本数構成比率では、9月の時点で1.9%に過ぎなかった“はがき・毛筆ソフト”が10月で16.4%に拡大、11月には28.6%とビジネスソフトでは、最大の販売ボリュームを獲得している。
“はがき・毛筆ソフト”のカテゴリーでトップシェアを維持しているのがクレオ。11月の“はがき・毛筆ソフト”におけるベンダーシェアで50.3%でトップシェアを獲得。週間データでも、50%前後でトップシェアを維持し続けている。さらに、11月の全ビジネスソフトを対象としたベンダーシェアでは、マイクロソフト(12.7%)を押さえて、15.1%でトップを獲得するなど、非常に好調という。
ビジネスソフトのカテゴリー別構成比率推移(本数・月次) |
同社では、12月は年末商戦本番ということもあり、クレオのシェアおよび“はがき・毛筆ソフト”の販売本数構成比率もさらに伸びていくと予測している。