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ついにFSB 100MHzのCeleronが登場――PentiumIIIより高値

2000年12月15日 22時21分更新

文● Jo_Kubota

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 「このCPUからFSB設定クロック100MHzになる」と言われていたCeleron-800MHz。正式には来年登場すると予想されていたが、今週からアキバでフライング販売がはじまった。いつも思うのだが、アキバの最新製品の登場スピードは世界的に見ても最速だ。そしてそれが売れてしまうのもアキバならではの現象である。

 さて早速仕様を見てみると、同製品はFSB 100MHzの8倍設定で、電圧はcC0コアと呼ばれるPentiumIII/Celeronと共通の1.7V。ステッピングは“SL4TF”となっており、推測されていた仕様のとおり。2次キャッシュは従来のCeleronと同じく128KBだ。なお、一部のPentiumIIIに見られる金色文字がこのCeleron-800MHzにも使われている。



 問題は価格で、入荷していた高速電脳とPCiN秋葉原では2万4800円と、リテールボックス版のPentiumIII-800MHzよりも高値がついている。現在PentiumIII-800MHzは2万円台前半で販売されており、2万4800円という価格はどちらかといえばPentiumIII-866MHzに近い。しかも、今回登場したCeleronはバルク版。CPUクーラーは付属しないため、かなり割高で、買い得感は薄い。

 ただ、それでも「cC0コアのCeleronは同じコアのPentiumIIIよりもオーバークロックに向いている」という情報もあることから、一部のマニアの間ではしばらくの間、話題になると思われる。人柱になるのが好きな人はチャレンジしてみてはどうだろうか。

【取材協力】

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