(株)ティアック システム クリエイトは、同社のUSB給電方式の10倍速CD-ROM「CD-110PU」にDOS用ドライバを新たに添付して発売する。
CD-110PUは低消費電流設計によりUSBケーブル1本の接続で使用可能。前面には音楽CD再生用のPLAY/STOPキーが付き、PCから認識されていれば(電源供給のため)、ソフトを起動しなくても音楽CDを再生し、ヘッドフォン端子から聴くことができる。 |
DC-110PU自体は6月に発売されているが、新たにDOS用のドライバが添付されることにより、ノートPCなどのプリインストールソフトでDOSを使用するものでもインストールし直すことができるようになった。ただしDOS用ドライバの使用には制限があり、USBコントローラがUHCI(Universal Host Controller Interface、主にインテル製チップセットで実現されるインターフェイス)に準拠している必要がある。
また、Windows 2000のセットアップディスクの一部を書き換えるアップデータが付属し、これを使うことでWindows 2000のインストールも可能となっている。こちらはUSBコントローラの制限はない。ただし、メーカー製のリカバリディスクなどによるOSの再セットアップには対応していない。
従来モデルのユーザーについてはティアック システム クリエイトのWebページからドライバ類がダウンロード可能となっている。また、USBコントローラについての詳細情報も掲載されている。
CD-110PUは、USB給電方式によりUSBケーブルの接続だけで使用可能(ACアダプタ不要)なポータブルCD-ROMドライブ。読み込みを最大10倍速に抑えることで、読み込み時350mA(スリープ時2.5mA)の低消費電流を実現している。本体サイズは130(W)X146(D)X15(H)mm。重量約245g。
価格はオープンプライス。対応OSはWindows 98/98 SE/2000。
(株)ティアック システム クリエイト
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