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3.5インチHDDの皮をかぶった2.5インチHDDが登場

2000年12月14日 23時14分更新

文● 雨犬

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 一見、内蔵の3.5インチHDDと見まちがうほどユニークなデザインのIEEE1394/USB両対応HDD「DF20G」が加賀電子から登場した。3.5インチHDD風ケースに入った2.5インチIDE接続HDDを内部でIEEEとUSBに変換しているという、かなり意表をついたHDDだ。秋葉館Winが3万6800円で販売している。



見せたがりな人向けの外付けHDD

“ATAPI側”(上)とその裏(下)

 よく見てみると、3.5インチHDDでATAPIの接続端子がある面にはIEEE1394端子とUSB端子、さらにはUSB接続時の給電用ACアダプタ用の端子までついている。また、その反対側にはPowerランプと、IEEE1394、USBの各アクセスランプがついており、外付けで使うのを意識した製品であるようだ。“3.5インチHDDを外付けで使う人”として人目を引いてほしいというのが、この製品を生んだ加賀電子のメッセージなのだろう。

 どうしても内蔵して使いたい人のためにはネジ穴があるので、3.5インチドライブベイに搭載可能だ。ただし、ケーブルによる給電ができるのは付属の6ピンケーブルを使用したIEEE1394接続時のみ。4ピンケーブルでの接続時や、内蔵USB HDDとして使用する場合、付属のACアダプタを使ってマシンの外部から給電する必要がある。



“熱い漢の増設魂をゆさぶる逸品”というポップが見る者をあおる

 なお、内蔵のHDDは回転数4200rpm、キャッシュメモリ2MB、平均シークタイムは12msと、2.5インチHDDとしては合格点を出せるスペックだ。もちろんIEEE1394接続時には400Mbit/秒の転送速度で利用できる(USB接続時は12Mbit/秒)ので、IEEE1394/USB接続の外付けHDDを探していた人には十分選択肢となりえるだろう。Windows 95/98/Me/2000(※1)、Mac OS 8.6~9.0.xと、幅広く対応するのも魅力だ。なお、製品ラインアップには12MB版、30MB版もあるので、より手軽/大容量な外付けHDDを探している人は、待ってみるのも手ではある。

※1 Windows 2000はIEEE1394接続のみ対応



【取材協力】

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