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【OOW2000 Vol.4】Larry Ellison氏はVTR出演のみだが、恒例の“こきおろし”は実行

2000年12月14日 23時11分更新

文● ASCII24 Business Center 高島茂男

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Ellison氏がVTRでOracle9iをアピール

日本オラクル(株)のプライベートショー「Oracle OpenWorld 2000」で、夜の18時から開始されたキーノートは、残念ながら予定されていたLarry J. Ellison氏の出演はなくなり、ビデオでの出演のみとなった。しかし、キーノートで行なわれたデモでは、10月に米国で行なわれたOpenWorldと同様に、米IBMや米Microsoftをこきおろした。

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キーノートの冒頭に登場し、予定の変更を謝る佐野力会長兼CEO
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VTRで登場し、100のプロダクトがたった2つの製品「Oracle9i Database」と「Oracle9i Application Server」になったことを強調するEllison氏。また、いろいろなベンダーの製品を組み合わせて利用するというツケを顧客が払っていると語り、Oracleのスイート製品「Oracle e-Business Suite」を選択するのが解決への道と結論づけた

デモで新機能の優位性を強調

Ellison氏のVTRのあとに、CMO(Chief Marketing Officer)のMark Jarvis氏と上級副社長のJeremy Burton氏が登場し、Oracle9iの新機能それぞれについてデモを行ない、他社の製品と比較し、優位性を強調した。

まず、Webサイトが表示されるまでに時間がかかると、ユーザーは次のWebサイトへ行ってしまうという話に始まり、ではIBMを試してみようということに。Jarvis氏は「遅い。でもこれは回線や時間の影響かもしれない」ということで、代わりにWebサイトのパフォーマンスを定期的に調べている米Keynoteのデータを提示した。調査でも速くなかったことに対して、「IBMは、コンサルティングの会社だ。ソフトウェアをよくわかっていなくてもしかたない」と、コメントした。次に独SAP、米Microsoftも同様に速くないと評価した。

そして、米Yahooが0.5秒で表示されるという調査結果に対して「すばらしい」と述べ、最後にOracleのWebサイトがそれを上回る結果となっていることを示し、「Oracle Web Cache」のおかげであると解説した。

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Webサイトが表示されるまでの時間を継続的に追ったグラフ

動的なキャッシング

米eBayのWebサイトでは、一日に500万のトランザクションがあるという。それぐらいのトランザクションがある場合には、静的なキャッシュは役に立たないと説明し、そこでOracle Web Casheの動的なキャッシュが役に立つとし、eBayを30分の1のサイズで再現したというWebサイトの前にPentium III-500MHzのマシンを追加しCacheを働かせることで、Casheなしで1秒あたり140ページだったのが、1836ページと1300パーセントのパフォーマンス向上が得られるというデモを行なった。

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グラフの手前側(グレー色)がサーバから送られたデータ量、奥の赤色がキャッシュで応えたデータ量を表している

次に米Amazon.comとの協力によるパーソナライゼションを紹介した。従来は商品を注文しなければ推奨商品が変化しなかったのに対して、Oracle9iでは選択しただけで推奨商品が変わるというデモを公開し、「Oracle9iはクリック分析を行なうこともできるようになった」(Jarvis氏)と、語った。


クラスタリングのデモで締めくくる

デモの最後には、日本電気(株)のサーバと米EMCのストレージで構成した環境で、「Oracle Real Application Clusters」と米Microsoftのクラスタサーバを比較し、1つがダウンするとMicrosoft側はどんどんログインできるユーザー数が減っていくのに対して、Oracle側は問題なく継続できているという様子をみせた。

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1つがダウンしたための能力低下があるものの処理を継続できているOracleのクラスタに対して、右側のMicrosoftはログインできるユーザー数が激減、トランザクションもまともに処理されなくなっていった

Ellison氏を生で見ることはできなかったが、キーノートに詰め掛けた観客は、米国で行なわれたのと変わらないノリに満足していたようだった。

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