日本アイ・ビー・エムは14日、都内において記者懇談会を催し、その会場で量産一段階前の高解像度液晶ディスプレイ「22"QUXGA-wide TFT-LCD Monitor」を展示した。
展示品には、ドットの細かさがわかるように虫眼鏡も設置されていたのだが、その虫眼鏡をのぞいてさえ、やっとドットを確認できるかどうか、といった精密さだ。航空写真表示時は、さらにその精密さが際立った。 |
ディスプレイでは、絵画や写真などをかわるがわる表示していた。あまりにも高精細過ぎて、紙を見ているようだった。 |
この液晶ディスプレイは
- 900万画素
- 3840×2400ドット=QUXGA-wide
- 204ppi
- 22インチ
を誇るもの。IBMは、同社のプライベートショウ「IBM総合フェア」にて高解像度ディスプレイの展示を行なったが、このときに展示されたのは
- 315万画素
- 2048×1536ドット=QXGA
- 125ppi(当時の同クラスCRTは80dpi)
のものであった。
現在、「22"QUXGA-wide TFT-LCD Monitor」は世界に2台しかないそうで、今回はそのうちの1台が展示されたという。