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宛名職人 Ver.8

宛名職人 Ver.8

2000年11月20日 00時00分更新

文● 遠藤

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宛名職人 Ver.8

(株)アジェンダ

6800円

アジェンダの「宛名職人 Ver.8」は、Macintosh用の年賀状作成の分野では老舗のソフトだ。今回新たに、各操作ごとに動画と音声で解説をする「ムービーヘルプ」を搭載し、初心者にも使いやすいソフトになっている。

「ガイドバー」のアイコンを左から順にクリックしていくだけでやりたい作業ができるわかりやすいインターフェイス。ムービーヘルプは途中からの再生も可能だ。

 ソフトを起動すると、まず「宛名面作成」「文面作成」「住所録の編集・追加」の3つのアイコンが並ぶ「Topメニュー」が表示される。どのアイコンを選んでも、各操作の手順をアイコンで示した「ガイドバー」を持つ編集画面が現れ、このアイコンを左から順番にクリックしていくことで、作成から印刷までの作業が終了する仕組みだ。

 ガイドバーの各アイコンをクリックすると、その作業に合った内容のムービーヘルプメニューと設定画面が表示されるので、最初から全部見るもよし、ムービーを見ながら操作していくといったこともできる。ムービーは、CD-ROMの入れ替えから各項目の入力方法まで逐一丁寧に解説してくれるので、操作に迷うということはまずないだろう。

住所録は、最大5項目に対して任意の文字列・数値をAND/OR設定できる抽出機能を持つ。住所録の主な機能は、カード形式ウィンドウの右端でオンオフを指定できる。

 住所の登録作業は、約4120万件の電話番号辞書を筆頭に3大辞書を標準装備しているので、素早く入力作業が終了できる。また、CSV形式の住所録データの取り込み機能が優秀で、割り当て作業のウィンドウにある「自動割当」ボタン一発で、必要な項目はほぼ割り当てられる。

 さらに、元のデータ1項目に対し1項目しか割り当てできないのが通常だが、本ソフトでは取り込むデータの複数の項目を宛名職人の1項目に併合できる。たとえば都道府県、市町村、番地と項目が分かれているデータも、「住所1」項目に都道府県+市町村+番地というように割り当てられるので、あとから1つずつ修正する手間はグンと少なくてすむ。携帯メモリ編集ツール「携帯シンク」同梱で、携帯電話のメモリも有効利用できるなどアドレス管理は多機能だ。

イラストはダブルクリックして差し替える。完成デザインはおとなしめなものが多い。レイアウトを活かし、イラスト・背景を好みのものに変更してオリジナリティを出してみよう。

 文面デザインでは、1万1000点のイラストに、テンプレートも多数用意。同梱のペイントソフト「Painter Classic for Agenda」で、取り込み写真を油絵風にしたり、エアブラシ効果をプラスすることもでき、使い始めると創作意欲が刺激される。これらを利用してインパクトのある文面を作成してはいかがだろうか。

ソフト名 宛名職人Ver.8
価格 6800円
会社名 (株)アジェンダ
問い合わせ先 011-700-2161
URL http://www.agenda.co.jp/
対応OS 漢字Talk7.51以上、Mac OS 7.6以上
文例数 118点
クリップアート数(背景含) 1万1000点
テンプレート数 1138点
フォント数 HG羽衣B、HG岸本楷書体など和文22、英数字101、計123書体
郵便番号→住所
住所→郵便番号
電話番号→住所
TWAIN対応
FDi対応 ○(FDiネット対応)
Kodakデジタルサービス対応
読み込み形式 Jアドレス、CSV形式、ポストdeカードなど7種類
書き出し形式 CSV、Jアドレス
フォトレタッチ機能
ペイント機能
文字加工(飾り)機能
携帯電話メモリ編集機能
画像管理機能
法人/個人電話番号辞書 ○/○
画像フォーマット(入力) jpeg、pict、bmp、tif
姓名辞書 ○(24万件)
備考 動画と音声で操作を助ける「MOVIE HELP」を新搭載。アップグレード版は3800円

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