インテル(株)と(株)オープンループは13日、インテルが第3世代携帯電話に向けて提供するワイヤレスインターネットプラットフォーム用暗号コンポーネントの開発で技術協業すると発表した。
同コンポーネントは、インテルのワイヤレスインターネットプラットフォーム向け製品群に実装されるソフトウェア。RSA、DSA、DES、KASUMIなどの代表的な暗号アルゴリズムをサポートする。これらのアルゴリズムは、高い性能と低い消費電力が特徴というIntel XScaleマイクロアーキテクチャーに最適化される。携帯電話機器メーカーは、同プラットフォームと同コンポーネントを使用して、ワイヤレスインターネットに対応した携帯機器をより迅速に開発できるという。
同コンポーネントは、第3世代や2.5世代携帯電話に搭載されるSSL、TLS、音楽配信、映像配信、電子決済、電子チケットなどのさまざまな携帯電話ソフトウェアからの使用が可能で、公開鍵暗号、秘密鍵暗号、ハッシュなどの暗号計算機能を提供する。
インテルは同プラットフォームの技術情報とインテル インテグレイテッドパフォーマンスプリミティブ(IPP)による高速化技術をもとに開発を支援し、オープンループは暗号アルゴリズムの最適化の作業を担当する。