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【Palm Source 2000レポート】PalmOS 4は、通信機能の強化がメインに

2000年12月13日 23時20分更新

文● マックピープル編集部 雨宮 徹

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米カリフォルニア州サンタクララのサンタクララコンベンションセンターを会場に、Palmプラットフォーム開発者の会議“PalmSource 2000”が、12日から15日(現地時間)までの4日間に渡って開催されている。期間中に行なわれる100種類のセッションに先駆けて、12日、米Palm社CEOのカール・ヤンコフスキー(Carl Yankowski)をはじめとした同社役員陣による基調講演が行なわれた。

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Palm社のカール・ヤンコフスキーCEO

オープニングは観客に3Dメガネをかけさせて、“Communicate”、“Collaborate”、“Innovate”というテーマをモチーフとした創作ダンスという凝った趣向。ヤンコフスキーは、Palm OS成功の鍵は“User Experience”“Transaprent Technology”“Palm Economy”にあると述べた。中でも、1万3000を超えるディベロッパーを抱え、パートナーが相互に協力して、単独では難しいPalmの可能性を実現する“Palm Economy”の力を強調。年内には“Palm Economy Association”を設立し、デバイスの壁を乗り越えたOSの問題や、技術的な問題に応対すると言及した。

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ARMコアに、LCDコントローラーとデジタルオーディオインターフェースを搭載した米シーラス・ロジック社製の『EP7212』

今回の目玉は、米Palm社CTOのビル・マッグスがデモを行なった“Palm OS 4.0”だ。次期PalmOSでは、16ビットカラーサポートやUSB接続、セカンドストレージ、Bluetooth、ワイヤレスフォンなどのサポートが行なわれる。デモでは、Bluetooth対応の携帯電話に、数メートル離れた場所からPalmデバイスを通じて電話をかけたり、2台のPalmデバイス間での対戦ゲームなどを披露。通信距離の短い赤外線通信とは異なり、ポートの位置関係に関係なく通信が行なえる。また、開発途上の試作基盤ではあるが、ARMプロセッサー上でPalm OSを走らせるデモも行なわれた。従来のDragonballシリーズとはレベルを異にする処理の速さに会場もわき上がった。

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Bluetoothユニットを内蔵したPalmを使って、対戦ゲームが行なわれた

漢字文化圏の日本で特に求められる高い画面解像度については、“Palm OS 5”でサポートする予定。同OSではさらに、動画や音声といったマルチメディア関係の機能強化に取り組むとのことだ。なお、Palm OS 5のリリーススケジュールは未定。

imageスーパーモデル、クラウディア・シファーが登場

基調講演の最後には、自身の限定版Palm Vxを販売するスーパーモデル、クラウディア・シファー(Claudia Schiffer)も登場。来場するディベロッパーに、ファッションやエクササイズなど女性ユーザーが喜ぶコンテンツやサービスの提供を呼びかけた。

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