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アイコン・テクノロジー、RASサーバー向け通信カードをPIAFS対応

2000年12月13日 20時35分更新

文● 編集部 佐々木千之

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アイコン・テクノロジー(株)は13日、都内で発表会を開催し、同社のダイヤルアップサーバー向けISDN通信カードをPIAFS対応すると発表した。

同社は、ISDNやxDSL、X.25などの通信ハードウェア製品を開発・販売する、カナダのモントリオールに本社を構えるEICON Technology社の子会社。

アイコン・テクノロジー代表の渡辺清雄氏アイコン・テクノロジー代表の渡辺清雄氏

今回PIAFS対応がアナウンスされた製品は、INS64ポート(S/T)×4を装備したPCIカード『DIVA SERVER 4BRI』と、INS-1500ポート(PRI)×1を装備したPCIカード『DIVA SERVER PRI』の2モデル。従来サポートしてきた、HDLC、X.75、X.25、T.90NL、T.30、V.90、V.110、V.120などに加え、PIAFS 2.1に対応する。2001年1月にPIAFS対応ドライバーのベータ版をリリースし、第2四半期中に同社のウェブサイトからダウンロード可能になるとしている。

S/T点×4を備えた『DIVA SERVER 4BRI』
S/T点×4を備えた『DIVA SERVER 4BRI』32bitのRISCコントローラーチップ、4MBのRAMを搭載している

サポートするOSはWindows NT/2000、DOS、OS/2で、 1台のサーバーに複数枚装着できる。価格は4BRIが2100米ドル(約23万7000円)、PRIが6100米ドル(約68万7000円)で、同社の販売代理店であるメモレックス・テレックス(株)とグローバル電子(株)を通じて販売する。

同社の製品は、海外ではブリティッシュ・テレコム社、ドイツ・テレコム社、米デルコンピュータ社、米ルーセント・テクノロジー社などでリモートアクセス用カードとして利用されているほか、日本では日本電信電話(株)、日本航空(株)、(株)セガなどで使われている。同社の製品はシステムインテグレーターを通じて、企業内リモートアクセスシステムとして採用されている場合がほとんどで、今後もリモート・オフィス・ブランチ・オフィス(ROBO)、POSやATMの通信システム市場がターゲットという。今回PIAFSをサポートすることで、企業でのモバイルアクセス環境にも対応するとしている。

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