(株)野村総合研究所(NRI)と(株)アイピイ・ネット(IPnet)は13日、ウェブサイトの性能監視ソフトを共同開発したと発表した。これを受けて、2001年1月から、NRIは今後のIDC(インターネットデータセンター)契約者に対し、IDC内外からのウェブサイト性能監視サービスを提供する。
ウェブサイトのレスポンス性能の悪化は、Eビジネスに大きな影響を与えるという。同ソフトは、IDCに求められるサービスレベルを監視し最適なサービスを提供することと、性能分析の強化を目的として開発された。
同サービスでは、IPnetが従来から提供している、IPnetサービスセンター(IDC外部)からのサイト訪問者の視点による性能監視に加え、NRIのIDC内からも性能監視を行なう。さらに、週単位でレスポンス時間の最大値、最小値、昼/夜/全体それぞれの平均、分散、SLA違反回数などの統計情報を提供する。これにより、ウェブサイトの詳細な性能分析が可能となる。
両社はIDC分野においてパートナーシップを強化し、ウェブサイト/ECサイトをビジネス機会と考えている事業者をターゲットとしたサービスを拡大していくという。