イー・アクセス(株)は12日、松下電器産業(株)が運営するインターネット接続サービス“Panasonic Hi-HO(パナソニック・ハイホー)”向けに、ADSL回線を提供すると発表した。これにより、松下電器産業は、イー・アクセスのADSL回線を利用したADSL接続サービスの提供を16日に開始する。
“Panasonic Hi-HO”では、イー・アクセスのADSL回線を用いたADSL接続サービスを、“まとめてADSLコース”という名称で提供する。データ転送速度は、“下り”(受信)が最大640kbps、“上り”(送信)が最大320kbps。同サービスには、NTT加入電話と共用で既存アナログ回線を使用する“電話機共用タイプ”と、ADSL専用回線を新設する“専用回線タイプ”の2種類がある。両タイプでは、さらに“ルータタイプ”と“USBタイプ”の2種類を選択でき、計4種類のメニューを用意する。月額基本料金(NTTのADSL回線使用料を含む)は、電話機共用タイプが6500円、専用回線タイプが8200円。初期費用と宅内モデム設置工事費は、ルータタイプが3万2000円と1万3000円、USBタイプが1万8000円と1万3000円。
サービスの提供エリアは、イー・アクセスの現行のサービス提供エリアである東京/大阪の62局。2001年3月までに、東京/神奈川/千葉/埼玉/大阪/兵庫の184局に拡大予定。なお、松下電器産業とイー・アクセスは、16日から2001年1月31日までに、“まとめてADSLコース早期加入キャンペーン”を実施する。期間中は、全タイプの宅内モデム設置工事費と加入月の月額料金を無料にする。さらに、USBタイプの初期費用を9800円で提供するとしている。
