メディアキュー(株)の11日付けの報道資料によると、米メディアキュー社(MediaQ)は11日(現地時間)、LCD用グラフィックスアクセラレーターを内蔵したシステムコントローラー『MQ-Tenerife』(エムキュー・テネリーフ)を発表した。
『MQ-Tenerife』 |
同製品は、インターネット端末用に開発されたもので、内蔵機能の違いにより、『MQ-1100』と『MQ1132』の2種類がある。MQ-1100は、64bit2Dグラフィックスアクセラレーター、LCDに直接接続できるディスプレーインターフェース、USBコントローラーを1チップに集約したもの。パッケージに、100ピンのTQFP(Thin-Quad Flat Pack)タイプを採用。一方、MQ1132は、MQ-1100の機能に加え、USBホストコントローラー、シリアルインターフェース、ステレオオーディオコントローラーを内蔵したもの。パッケージに、132ピンのマイクロBGA(Micro-Ball Grid Array)を採用した。
両製品とも、アクセスの無いモジュールのゲートクロックを切って消費電力を削減するパワーマネージメントシステム“DynamiQ”を搭載。また、日立製作所製SH-7750/7709、インテル製SA-1110、モトローラ製DragonBallシリーズ、NEC製VR-41XXファミリーなどのCPUと直接接続可能。さらに、PalmOS、Linux、Windows CE、Vx-Works、EPOC32用のドライバーを用意する。価格は、MQ-1100が月使用数量1万個に対し10.95ドル(約1205円)で、MQ1132が同1万個に対し12.05ドル(約1301円)。