ナショナルセミコンダクタージャパン(株)の8日の発表によると、米ナショナルセミコンダクター社は現地時間の7日、2001年度(2000年6月~2001年5月)第2四半期(2000年8月28日~11月26日)の業績を発表した。それによると、売上は5億9500万ドル(約654億5000万円)で、前年同期比13パーセント増となり、純利益は1億670万ドル(約117億3700万円)、1株あたり利益は56セント(約62円)となった。
同社では、第1四半期(2000年6~8月)の好調な受注が今四半期に反映されたことが好業績を計上できた要因としている。ただし、第2四半期の世界での受注は、特定用途向けワイヤレス製品の受注が前年同期比を上回ったものの、前年同期比で19パーセント減となったという。また、流通チャネルからの新規受注が、再版の成長率低下に伴なうディストリビューターによる在庫調整の動きで、大幅に減少したという。これにより、第3四半期(2000年12月~2001年2月)の売上は前年同期比を下回る見通しとしている。ただし、第2四半期の後半からは、受注に回復の兆しがみえていることから、第4四半期、および通期の業績への影響は最小限に抑えられるとみている。