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PCアドバンスドが閉店へ――在庫一掃セールを開催中

2000年12月09日 19時29分更新

文● 小磯

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 アキバから、またひとつパーツショップの灯が消える。

 遅くとも1月半ばには閉店すると発表したのはPCアドバンスド。DOS/Vパラダイス2号店があるビルに入っていた頃はケースの在庫量で知られていた。公営の秋葉原駅前駐車場に近いという立地条件もあり、アキバを回ってパーツを揃えたら最後はPCアドバンスドでケースを買い、車で帰宅するという人も多かった、アキバでは十分に老舗のショップだ。

 あれから現在の場所である中央通り沿いに進出し、SDRAMのプライスリーダーとして名をはせた時期もあった同店。だが最近はこれといった話題もなく、夏には4丁目店を閉店するなど、暗いニュースばかりが目立っていた。「200種以上!」とうたっていたケースの種類が減ったあたりから、不況の影響を受け始めていたのかもしれない。



かつてはケースの種類・在庫がウリだった。階段までケースであふれかえったことも
今はなんとも悲しい

 なお、同店ではいま「在庫を一掃したところで店を畳む」(善家店長)として、閉店セールを実施中。全商品にかなりの安値をつけている。「遅くとも1月中に閉店」としているのは、売り切れば年内にも閉店するからだという。期間中、他店より高い商品については、価格交渉を受け付けるともしている。



 ショップの内外で、安値の書かれた、同店のトレードマークでもある黄色のポップに人々が足を止めるさまが多く見られた。しかしそんな光景も、1カ月以内に見納めである。

【取材協力】

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