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「ワンダースワンカラー」新発売。FF同梱版は1時間で完売!!

2000年12月09日 16時36分更新

文● ASCII24編集部 桑本美鈴

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新宿では幅広い年齢層に人気

9日午後の新宿東口のビックカメラ。いつもの土曜日と変わりない様子だ

 ビックカメラ新宿東口店では、10時の開店間際に集中して人の列ができ、10時45分に同梱版が完売となった。10代、20代を中心に、下は小学生から上は30代後半までと幅広い層の人たちが購入していったという。上の層はおそらくファミコン版のFF世代だろう。また土地柄のせいか、外国人も多く買い求めていたとのことだ。ヨドバシカメラ新宿西口本店 ゲーム・ミュージック館は、同梱版即完売はもちろんのこと、通常カラーの本体も午後にはほぼ完売状態だった。



ビックカメラ新宿東口店4Fのゲームコーナー。午後1時の時点では、同梱版は完売だが、本体は6色とも在庫あり
同じく9日午後の新宿西口ヨドバシカメラ。こちらもいつもと同じ様子で、ワンダースワンカラーの喧騒はすでに微塵も感じられない

 ワンダースワンカラーは、2.8インチ反射型FSTNカラー液晶を搭載したカラー対応携帯ゲーム機。総色数4096色(同時発色241色)で、縦/横両方の画面表示が可能で、ゲームに合わせて本体を縦や横にして操作できる。CPUは16bitで動作クロック数は3.072MHz、VRAM(WRAM)は512Kbit。サウンドはデジタル音源4chステレオで、ヘッドホンを利用すれば臨場感のあるサウンドが楽しめる。電源は単3アルカリ電池×1または専用充電池。単3アルカリ電池使用時で20時間の連続駆動が可能。本体カラーはクリスタルブルー、クリスタルブラック、クリスタルオレンジ、パールブルー、パールピンクの5種類が用意されている。本体価格は6800円。また、専用ソフト『ファイナルファンタジー』が4800円。

ワンダースワンカラー本体。写真は売れ筋のクリスタルブルーモデル

 各店舗とも、同梱版次回の入荷は未定。バンダイが入荷時期や入荷数を教えてくれないため、予約も取れない状況だという。今後同梱版を手に入れるコツとしては「ちょくちょく店に足を運んで確認してみてください」(ソフマップ)とのこと。

 購入していった客層は10代後半から20代の男性がほとんど。バンダイはワンダースワンカラーのコアターゲットを「16~19歳の男女」としているので、ほぼ狙い通りといったところか。同梱版に関しては予想を上回る大反響で、各店舗の予約だけで初回分の数がうまってしまい、生産が追いつかなかったようだ。「FFやガンダム、ヤマトなどの“定番”ソフトで16歳以上のヘビーユーザーの心をつかむ」という目論見はとりあえず成功したといえよう。今後も10代後半から20代を中心に、さらに下の年齢層にまでターゲットを拡大して製品を発売していく模様だ。なお、通常カラーの本体や、FF単品なら、店舗によってはまだ在庫があるので、ほしい人はいろいろなショップを回ってみよう。

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