日本電気株式会社は、MPEG形式による番組録画が可能なTVチューナカード「SmartVision」シリーズの新製品である「SmartVision Pro 2」を12月18日より発売する。
正式なMPEG2形式で、映像ファイルが保存されるようになり、動画編集ソフトでの編集も可能になった「SmartVision Pro 2」。これにより、VALUESTAR T/E、LaVie Sとほぼ同等のTV機能が一般のデスクトップPCでも実現できる。 |
SmartVision Pro 2は、ソフトウェアでMPEG2エンコードを実現するタイプのTVチューナカードとTV表示/録画などの各種ソフトがセットになったパッケージ。TV録画用のソフトウェアが従来の「MGI PURE DIVA for NEC」から、NECオリジナルの「SmartVision/TV」に変更され、録画ファイルの保存形式として正式なMPEG2フォーマットをサポートした(従来はMPEG2相当の独自形式)。これにより、標準添付の「Ulead VideoStudio 4.0 SE Basic」を始めとする市販の動画編集ソフトでの編集も可能になっている。録画ファイルの解像度とビットレートは、高画質モードで640×480ドット/約7Mbps、標準モードで320×480ドット/約6.2Mbps。
録画設定機能でも、従来からのADAMS-EPGによる電子番組表を利用した設定のほか、iモード端末やインターネットに接続されたPCなどから録画予約ができる機能を装備した。なお、この機能を利用するにはNECのインターネット接続サービス「BIGLOBE」への加入が必要となる。また、タイムシフト再生機能のほか、ビットキャストや文字放送の受信/表示機能など、従来から装備されていた機能も引き続き利用できる。
価格は2万7800円。動作環境は、CPUはPentiumIII-600MHz以上/Athlon-700MHz以上/Duron-700MHz以上。メモリは128MB以上で、HDDの空き容量は5GB以上。対応OSは、Windows 98 SE/Meとなっている。また、Apollo KT133のほか、ALi、SiSの両メーカーのチップセットを採用した製品で一部動作に支障が出るケースがあるほか、i810/815内蔵のビデオ機能を利用する場合は、ディスプレイキャッシュを搭載していないものは動作保証対象外。また、自作PCも動作保証対象外となっている。
日本電気(株)
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