インテル(株)の8日の発表によると、米インテル社は現地時間の7日、2000年第4四半期(2000年10~12月)の売上高が当初の予想を下回る見通しと発表した。世界経済の鈍化によるパソコン需要への悪影響を主因としている。
インテルでは、昨今、世界における大口の注文取消しを受け、第4四半期の売上高は、直前期比4~8%増とした先の予測を下回り、直前期の87億ドル(約9570億円)と同等、もしくはプラスマイナス1~2%の範囲になると予測している。第4四半期の粗利益率は、当初予測の通り63%、プラスマイナス1ポイントの範囲になると予測している。
営業費用(現在進行中の研究開発を除く研究開発費と販売費、および一般管理費の合計)は、直前期比の23億ドル(約2530億円)とほぼ同等になる見通しで、この予測は、任意支出の鈍化と、低い売上および利益率に起因する支出低下を主因に直前期から6~8%増加するとした先の予測を下回る。
第4四半期の営業外収益は、今四半期を通じて株式市場が低迷したことを受け、株式投資の売却による所得が見通しを下回ったことを主因に当初予測の9億5000万ドル(約1045億円)を下回り、約6億7500万ドル(約742億5000万円)になると予測している。