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エグゼコミュニケーションズ、アドレス帳と名刺機能を統合したインターネットツールを発表

2000年12月06日 20時26分更新

文● 編集部 桑本美鈴

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(株)エグゼコミュニケーションズは6日、名刺交換機能とプロフィールデータ管理機能を統合したインターネットツール『Surame(スラメ)』を発表した。

Surameは、インターネットアドレス帳機能とインターネット名刺交換機能を統合したツール。多くの会員を有するサイト運営会社などが、会員の個人情報を管理する目的にも利用できる。

Surameの名刺カード。氏名や住所といった基本情報のほか、会社情報なども登録できる

ユーザーは、Surameウェブサイト上のプロフィール入力画面で、氏名や住所、連絡先などを入力、さらに入力したデータを利用して“名刺カード”を作成できる。この名刺カードは、氏名とメールアドレスだけの“ビジネス用”や、氏名と住所、携帯電話番号などを表記した“友人用”など、複数作成することが可能。

画面上で、名刺カードを送りたいユーザーのIDを入力して送信すると、そのユーザー宛に名刺カード情報が送信される。送られた側は、その名刺カードをウェブサイト上で確認可能。名刺カードには、インスタントメッセージを入力するスペースも用意されており、カードとともにメッセージも送信できる。

また、会員が引っ越したり、携帯電話の機種を変えたりして、個人情報が変更となった場合、会員がプロフィール画面を変更すると、会員が自身の画面で登録している友人の会員宛に、自動的にプロフィール変更の通知が送られるとともに、サイトを運営する会社側にもその変更された情報が自動的に送信される仕組みとなっている。

Surameのアドレス帳ページ。アドレスに登録されいているユーザーの情報が変更されると、自動的に変更内容が通知される

このSurameは、人材アウトソーシング業を展開する(株)フルキャストが導入を決めており、現在フルキャストのシステムとSurameを連携させて実用レベルにする準備を行なっているという。

また、来春リリース予定のSurame次期バージョンでは、名刺カードのかわりに企業の発信する情報を表示する機能や、掲示板機能、複数企業のインターネットサービスを利用する際のIDやパスワードといった情報を一括管理できる機能などを搭載するという。

さらに企業向けに会員管理ツールも提供する。会員管理ツールは、会員情報やアンケートなどによる統計データの解析が可能で、性別や年齢、地域ごとに会員を絞って情報配信できる。

Surameはパソコン上で利用できるほか、iモードおよびEZweb対応のβ版も配布しており、2001年には携帯電話全機種で利用できる正式版を提供するという。

本日行なわれた発表会で、代表取締役の四宮玄介氏は、Surameについて、「名刺の管理が大変で、インターネット上で個人情報を管理ができないか、さらにそれを事業にできないかと思ったのが開発のきっかけ。2001年末までに会員100万人を目指す。売上は今期が2000万円、来期は3億円を予想している」としている。

明日23歳の誕生日を迎えるという同社代表取締役の四宮氏

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