ロイター・ジャパン(株)は5日、外国株式専門オンライン証券であるグローバルネットレード証券(株)にマーケット情報の配信の提供を同日付で開始したと発表した。
ロイターは、金融関連情報コンテンツをAPI(Application Programming Interface)として提供するサービス“ロイター・インベスター”をオンライン証券や金融ポータル各社に提供している。グローバルネットレード証券は、ロイター・グループのホストからHTTPベースのAPIとして、XMLフォーマットで受け、同社のウェブサイトへのマーケットデータ配信向けにXMLによる作り込みを独自に行なっている。XMLフォーマットでのAPI提供は、同社のような“ロイター・インベスター”の顧客が、マーケット情報を取り込んで自由に加工し、独自色を出したサイトを構築することを可能にするとしている。また、XMLはインターネットサイト上での拡張性もさることながら、ワイヤレス通信やデジタル放送など他メディアへのコンテンツ共用も容易なため、今後の新媒体への迅速な展開が可能になるとしている。また、“ロイター・インベスター”は、顧客のサイトへのアクセス数に応じて課金されるので、グローバルネットレード証券のような成長企業にとってのコストメリットは大きいとしている。提供するマーケット情報は、数ヵ国のエリアパッケージや、データのみ、ニュースのみといった単位で提供するので、大きなリソースを抱え込むことなく、柔軟にマーケット情報へ投資することが可能という。